5月24日、地元、徳島県の鳴門からタイラバでマダイを狙って出船。この日はマダイの反応もよく初心者も含めて乗船者6人が全員安打。いよいよ、マダイも自粛空けを迎えたようだ。
(アイキャッチ画像提供:WEBライター・濱堀秀規)
「愛海」にてタイラバ釣行
国の発表では、徳島県は自粛要請解除となったが、徳島では県知事から「コロナ禍が落ち着く6月1日までは、県外への不要不急の外出には、引き続き自粛」との要請があった。ただし県内はOKとのこと。
ちょうど、釣友の渡辺さんが、鳴門海峡の遊漁船「愛海(なるみ)」を予約したときに、森英輔船長から「濱堀のおっさんも誘ってあげて」と、言われたらしく「行かれますか」とお誘いがあった。もちろん断る訳がない。というわけで、5月24日、鳴門海峡へタイラバでのマダイ釣りに出かけた。
釣行時コロナ対策
各船コロナ対策をしているようであるが、愛海も対策をしていた。通常よりも、乗船人数を制限している。通常8~10人を乗せていることもあるが、今は、お客さんの上限は6人までに制限している。これで釣り人どうしの距離が離れると言う訳だ。
加えて、マスクを着けていないと船に乗ることができないとのルールである。救命具とは違うのである。マスクが必須だ。救命具は、忘れても船に備え付けの物を借りることができるのだ。
最後は、船長は操縦室があるキャビンから出てこない。すべて窓越しで、船長とはマイク放送での会話となる。だから、タモで魚をすくったり、魚を締めたりするのは、自分で行うスタイルである。
名ホストの船長
この日は、渡辺グループが、渡辺さん、西村さん。そして私の3人。常連の林さんグループは、林さんと、田渕さんご夫婦で、合計6人であった。
愛海の森船長の乗合船に乗せてもらって、いつも思うことがある。全く釣り初めてとか、タイラバが初めての方にも釣らせるのである。当日も、渡辺さんの友人の西森さんはタイラバが全く初めてとのことであったが、きっちりマダイをゲットさせていた。
愛海は後発で始めた遊漁船なので、常連がついている他船と違って、一見さんや、リールを巻く方向も分からない初心者のお客さんも多い。それでも、船長のアドバイスや天候を読み、風を読み、潮を読み、地形を読み、そして、他船には珍しいソナー機器や、高性能の魚探の機器の力も借りながら、お客さんが満足するように操船や接待をしている。私に言わせれば、なかなか腕のいいホストである。
釣り師は自分のことだけしか考えない人が多いが、あれだけ磯釣りの全国決勝大会で表彰台にも上がったことがある、自分本位の釣り師でもある森船長が、これだけ他人に気を遣う商売に転職してうまくできるとは脱帽である。町役場の役人だった森船長は、相手の気持ちを読み取るのがうまいのかもしれない。
開始から順調にヒット
私や渡辺さん、田渕夫妻は開始からマダイの顔を見て、4人ともが2尾目、3尾目と釣っていく。
渡辺さんの何尾目かは忘れたが、良型マダイを釣り上げて「ワハハッ、やっちゃいました」と高笑いが心地よかった。