栃木県塩谷町にある東古屋湖は、那賀川水系西荒川に建設された西荒川ダムによって堰き止められた人造湖だ。フライ、ルアー、エサ釣りと多彩に楽しめ、3月7日に解禁を迎えた同所の紹介をしよう。
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース関東版APC・藤崎信也)
オススメのフライタックル
そのため、タックルはそれほど強いものは必要ない。ルアーなら、トラウトロッドのライト、ウルトラライトクラス、エリアロッドのライトクラスで十分。フライなら、5~7番のファーストアクションのシングルハンドロッド。大型が釣れる確率が高いのでラインは太めで、ルアー、フライともリーダー、ティペットはフロロ1~1.2号がいいように思う。
トラウトと出会う近道は?
ルアーやフライは色々あるが、人に教えられたものより、「自信のあるルアー、フライが一番だ」と私は思う。それよりは、魚の生態を知り、魚の着き場や回遊ルートを探すことだ。
ワンド奥のシャローには放流魚が溜まりやすく、回遊魚を狙うなら岬周りのカケアガリが有利。ボートでの釣りなら、魚の着き場をどんどん移動しながら探っていく釣り方と、回遊ルートで待ち伏せする方法がある。
大きな湖ではないので、どちらが有利とは言えない。その時の釣況に応じて、粘るか移動するかを決めればいい。
都会の喧騒を忘れられる自然豊かな湖で、管理釣り場同様の釣果が望める。加えて、大型から特大サイズまで期待できる。
残りマスがネイティブ化
ヒレピンの魚は少ないが、秋に放流された残りマスのヒレが再生され、春シーズンにはネイティブ化している。大型放流魚を狙うもよし、越冬したヒレピンの魚を狙うもよしである。自然のフィールドで釣ったことのない人は、登竜門として訪れてみてはいかがだろうか。
<週刊つりニュース関東版 藤崎信也>