ヤリイカの襲来に沸く常磐沖だがテンヤマダイも好調。細PEで大型マダイを狙いスリル満点だ!いい人で良型交じりで7尾程上がっている。
(アイキャッチ画像提供:弘漁丸)
常磐沖テンヤマダイの釣り方
投入~着底
竿の反動を利用して、テンヤをやや潮上にアンダーキャスト。リールのベールを起こし、人差し指でサミングしながらテンヤを底まで落とし込む。この時、竿を上下させラインの落下をアシストする。着底するとミチイトがフケるので、素早く巻き取る。まず、底を取れる(着底が分かる)ことがこの釣りの基本。
誘い
若干、底を切ってテンヤを浮かせた状態(ベタ底~50cmくらい)でしばらくアタリを待つ。ここで反応がなければ、竿いっぱいに大きくゆっくりとシャクり上げ、テンションフォール(ミチイトを張った状態でゆっくり竿先を下げていく)でテンヤを落とし込む。
潮の速さによって違うが、この誘いを2~3回繰り返すと潮流の影響でテンヤが浮き、ミチイトが斜めになり、海底が取れなくなる。
ここでミチイトを出すのではなく、一旦仕掛けを回収。エサのチェックをして再投入。このサイクルを繰り返しながら根気強く攻める。
アタリ
アタリは最初の落とし込み中や、着底直前に訪れることが多い。ただ、イワシなどのベイトが回遊しているときには、中層でアタることも。ミチイトの色分けとマーカーを見ながら、つねに水深を把握しておく。
アタリは竿先にコツンと小さくでたり、ミチイトがフケるなどさまざま。違和感があったら、シャープに即アワセを入れるのが基本。ただ、当日の活性で食い込む(フッキングに至るまで)タイミングに若干の誤差もある。即アワセなのか、ひと呼吸置いてからアワせるのか、その日のタイミングをみつけることが釣果を左右する。
やり取り
アワセが決まって魚が掛かったら、竿を立てて一定の速度で巻き上げる。ポンピングはバラシにつながりやすい。大ダイだとラインが引き出され、巻き上げの繰り返しが続く。リールのドラグを生かし、かけひきを楽しむくらいの気持ちで海面まで浮かせよう。