PR 活きた極小エビを泳がせて厳寒期の大物を狙う『エビ撒き』釣り徹底攻略

活きた極小エビを泳がせて厳寒期の大物を狙う『エビ撒き』釣り徹底攻略

生きたシラサエビを撒いてサカナを寄せ、同じく生きたエビをさしエサにしてサカナを釣る。それが『エビ撒き』釣りだ。様々な魚種が狙える他、サカナが低活性となる厳寒期でも、ジワリと活性を上げる事ができる。そこで、今回は波止のエビ撒き釣りの人気3魚種の攻略法を紹介したい。

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(アイキャッチ画像撮影:TSURINEWS関西編集部・松村計吾)

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エビ撒き釣り釣行記

冬場でも手軽に釣れるガシラを狙って2月13日に泉南方面へ出かけた。途中のエサ店でシラサエビを購入して、夕暮れ迫る午後5時半頃に貝塚人工島に到着。暖かな夜だったが、外向きは少々風が出てきていたので、全天候型とも言える、人工島の水路で釣る事にした。

この場所はベランダからの釣りで、手すりもあって安全。ただ、足元に捨て石が入っている他は、沖に投げるとほとんど何もない砂泥底なので、ガシラ狙いなら捨て石周りが中心となる。

5点発光ウキ「EFチヌ」を使用

手前を釣るので磯竿は思い切って短めの3.6m、これに高感度な5点発光ウキである「EFチヌ」の0.8号をセット。少し上のタナならメバルやもしかしたらハネなども釣れるかも・・・と、欲張ってウキ釣り用の市販仕掛け「らくらく仕掛・メバル・カサゴ・五目釣り」の7号を使用。2本バリ仕掛けだ。

居食いしたのは15cmガシラ

ウキ下1ヒロにウキを投入してみると、潮は左へ流れているが、思いの外浅く、少し流すとハリが底に掛かるのか、ウキが止まって沈み気味になる。それでも釣っていると、ウキにツンツンと突くような反応が出て、5点発光のうちの3点が海中へ沈んだ辺りでジッとしている。

ラインを張ってみるとスーッとウキが入っていった。どうもタナ設定が深すぎて、居食いをしていたようだ。釣れたガシラは15cmに満たない小型で即リリース。

次は、ウキ下を30cm浅くしてみた。波打ち際から3mほど先を流すと今度は何も掛からず無反応。そこで、流すラインを徐々に手前にして、捨て石のカケアガリ際を狙ってみる。

ウキがスパッと海中へ

すると、流すうちに少しハリが底に掛かったのか、ちょっとウキが押さえられた後にフッと浮き上がった。その直後にコンコン、そしてスパッとウキが海中へ。5点発光の光が一気に海中へ突き刺さる様は興奮もの。

アワせると心地いい引きが伝わり、先ほどよりもややサイズアップして15、16cmのガシラが釣れた。それからは一流しごとに面白いようにアタリが出始めた。潮の流れもちょうど良かったのか、時合いに突入した感じだ。

活きた極小エビを泳がせて厳寒期の大物を狙う『エビ撒き』釣り徹底攻略途中から入れ食いに(撮影:TSURINEWS関西編集部・松村)

サイズはバラバラで、最少は10cmくらい、この日の最大は18cm程度だったが、それでもあっという間に2ケタ釣果となり、釣り時間としては1時間半ほどで終了。この日は暖かくて快適だったが、寒くても1時間程度で釣果があがるのならば、冬にオススメの釣りとも言えるだろう。

『エビ撒き』釣りはウキが命

ちょっとしたタナのセッティングでこれほどアタリの数や明確さに差が出るとは。それも高感度なウキを使用して、底や仕掛けの状態がきっちり把握できてこその調整だ。エビ撒き釣りでのウキの大切さを実感した釣りとなった。

結局、この日はメバルやハネは釣れなかったが、貝塚人工島水路では場所によって、ハネやメバル、キビレ、チヌなどもよく釣れる。何と言っても、冬場の季節風は人工島が遮ってくれ、追い風となるので釣りに行きやすいの面白い。

<松村計吾/TSURINEWS関西編集部>

▼この釣り場について
貝塚人工島 
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