2~5月は、産卵期を迎え浅場に乗っ込んでくるホウボウ狙いの好シーズン。
茨城鹿島出船ではルアーかジギングで楽しめる。幸栄丸では2月25日に1~62尾、不動丸では27日に竿頭100尾の大釣りでまさに狙いめ。外房飯岡の隆正丸では2月28日に今期初出船。水深60m前後を狙い、25~48cm8~29尾と上々のスタート。オモリ150号。ここではエサ釣りの基本的なタックルや攻略法を紹介。
タックル
【竿】
竿手持ちで積極的に誘う場合は、2~2.7mオモリ負荷30~60号。
7対3~6対4調子。
ややオモリ負けするタイプのほうが、食い込みはいい。
置き竿でのんびり釣りたい場合は、3m前後でオモリ負荷30~50号のヒラメ用などが向く。
【リール・ミチイト】
PEライン3~4号が200m以上巻ける小型電動や中型両軸。
【仕掛け】
2~4本バリの胴突き仕掛け。
天ビンを使った吹き流しだとオマツリが多く、多点掛けもあまり期待できない。
胴突きの上に8~10号の中オモリを付け、たるませ気味にすると数を狙える。
ミキイトはフロロカーボンライン6~7号。
枝ス同5~6号20~25cm。
枝間は50~55cm。
クロスビーズのMかLで接続すると交換が楽。
ハリはムツか丸セイゴ15、16号。
オモリは80~150号で、船長から指示された号数を使う。
各号を用意したい。
【エサ】
サバの短冊。
船によっては半身で支給されることがある。
ハサミや包丁で幅1~1.2cm、長さ4~5cmにカット。
切り身の端・中央部に皮側からチョン掛け。
釣り方
基本は横流し。
時にはスパンカーを立ててピンポイント狙うことも。
横流しでは、潮の流れに応じてオモリが落ち着くところまで少しずつイトを送って調整。
船が上下したときにわずかにオモリが底を打つ状態にしてアタリを待つ。
釣り座が潮上でミチイトが船底に向かって斜めに入るときにイトを送りすぎると、反対側の人とオマツリするので注意。
ピンポイントを探る場合は、オモリが底を打つ状態にする。
時折ゆっくりと竿先を1.2m上下させて誘うと効果的。
食い渋り時には特に有効。
小さな前アタリは見送り、一拍おいた直後にくる本アタリを待つ。
かなり派手に竿先をたたき、多くの場合向こうアワセでハリ掛かりする。
魚の活性が高い時は、追い食いを狙う。
追い食いの気配がなければ巻き上げに移行。
スピードは中速程度。
竿受けに掛けたまま巻き上げると、船の上下動でミチイトが張ったり緩んだりしてバラすことがある。
<週刊つりニュース関東版 編集部/TSURINEWS編>