解禁2日目の九頭竜川水系で渓流エサ釣り 18cm級ヤマメ21尾【福井】

解禁2日目の九頭竜川水系で渓流エサ釣り 18cm級ヤマメ21尾【福井】

今年もいよいよ渓流釣りが解禁した。私のホームグランドの岐阜県・長良川郡上の解禁前の2月3日に、肩慣らしを兼ねて福井県の九頭竜川水系へ釣行した。

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(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース中部版 APC・松森渉)

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淡水の釣り 渓流釣り

解禁2日目の九頭竜川水系で渓流釣り

九頭竜川水系は、そのほとんどで2月1日に渓流釣りが解禁する。私が釣行したのは足羽川支流の部子川で、毎年のようにこの時期は足を運ぶ。

解禁2日目の2月3日、午前6時に起床して一路北陸を目指す。例年なら気温は氷点下まで下がり、雪の心配をしながらの運転を強いられるが、今年は暖冬の影響で寒さはそれほどでもなく、雪もほとんど積もっていない。

福井市に入り、通り道のコンビニで日釣り券(雑魚1500円)を購入して、午前8時ごろに部子川の上流部へと到着する。車を降りると寒くはなく、防寒着は着るが、カイロは必要ない。例年なら積雪の影響で川に下りるのにも一苦労だが、今年はどこからでも入川可能だ。

部子川はダム工事が行われており中流域は釣り禁止となっているので、上流部の養魚場の少し下流から釣り上がる。

当日の渓流エサ釣りタックル

仕掛けはフロロカーボンライン0.175号、ハリはいつものカッパ極4号で、エサはキンパク。定番の石裏の暖流部に仕掛けを投入。

解禁2日目の九頭竜川水系で渓流エサ釣り 18cm級ヤマメ21尾【福井】タックル図(作図:週刊つりニュース中部版 APC・松森渉)

18cmヒレピンヤマメからヒット

オモリが底付近に着いたところでゆっくり仕掛けを流していくと、かすかにエサに触ったような反応があった。少し立ち位置を前にずらして同じ筋を探っていくと、クンクンと水中へ引き込むアタリ。少し待ってからアワせると、水中でギラリと魚が反転。ヤマメだ。

今年の初物なので慎重にサオを曲げ、引きが弱くなったところで一気に引き抜く。タモに収まったのは18cmほどのヒレピンヤマメ。初物にうっとりで、やっぱり渓流魚はきれいだ。

解禁2日目の九頭竜川水系で渓流エサ釣り 18cm級ヤマメ21尾【福井】ヒレピンヤマメに癒される(提供:週刊つりニュース中部版 APC・松森渉)

17cm級が連続ヒット

同じ流れでしつこく攻めるが反応はなく、上流へと釣り上がる。今度は周りより少し水深がある平瀬で、オモリを少し重くして手前から探っていくと、いきなり2連チャン。次に流心脇で17cm級が連発だ。

例年ならこの時期、流心脇では反応が良くないが今年は好反応で、最後に対岸の流れで攻めると、ここでも入れ食い。もちろん、15cm以下のリリースサイズも交じるが、こちらは即リリースする。

ダム工事の影響で探れるポイントが少ないので、1つずつポイントを丹念に探っていく。支流との合流点まで来て、合流点のテトラ周りで例年なら良型が出るが、当日は無反応。足跡が結構あったので攻められた後かもしれない。

そのまま釣り上がると、ポツポツと飽きない程度にヤマメが釣れたが、昼前から雲行きが怪しくなってきた。天気予報では午後から雨とのことなので、正午ちょうどに納竿とした。

最終釣果

結果、18cmを頭にヒレピンヤマメを21匹上げることができた。リリースしたヤマメも結構いるので今後も楽しめそうだが、部子川へ釣行する際には、漁協のHPなどで工事状況などを確認してから釣行してほしい。

今年はどこも雪不足で、普段は立ち入れない渓流にも入川可能な状況になっている。しかし、積雪がない分、河原のアシが倒れておらず、釣り上がりにくい状態に思えた。また、雪代が出ない分、今後は水量不足が予想される。

解禁2日目の九頭竜川水系で渓流エサ釣り 18cm級ヤマメ21尾【福井】葦は生え放題で釣り難い状態だ(提供:週刊つりニュース中部版 APC・松森渉)

河原の土手には、すでにたくさんのフキノトウが顔を出していた。今年は春の訪れが早いかもしれない。

<週刊つりニュース中部版 APC・松森渉/TSURINEWS編>

▼この釣り場について
九頭竜川水系足羽川支流の部子川
問い合わせ:足羽川漁協0776(96)4930
この記事は『週刊つりニュース中部版』2020年2月14日号に掲載された記事を再編集したものになります。