近年、陸っぱりから手軽に大物が狙えるルアーゲームとしてSLS(スーパーライトショアジギング)が人気急上昇中だ。そこで今回は、同ゲームをより快適に楽しむために、「替えスプール」のメリットについて解説したい。
(アイキャッチ画像提供:WEBライター・杉本隼一)
スーパーライトショアジギング
そもそも近年、陸っぱりから手軽に大物が狙えるルアーゲームとして人気急上昇中のSLSとは、スーパーライトショアジギング(Super Light Shorejigging)の頭文字を取って略したものだ。
エギングタックルやシーバスタックルなど比較的ライトなタックルを流用することで、ライトショアジギングよりもさらに手軽に楽しむことができる。使用するジグも1~15gをメインに、MAX20g程度と一日中投げても疲れることが少ない。
またリレー釣行もできるので、例えばエギングでボウズになってもそのままSLSをしたら青物が食ってきてお土産ゲット!ということもありえるから面白い。
このリレー釣行ができるSLSだからこそ、今回、「替えスプール」のメリットを紹介したい。
SLSでは替えスプールがオススメ
「替えスプール」とは、読んで字のごとく常時リールにセットしているスプールの替えのことだ。「替えスプール」こそ、SLSを楽しむ際におすすめしたい便利アイテムだ。
各メーカーから、リールのカスタムパーツとして販売されいるので、釣具店やインターネットでもスプール単体で購入可能だ。リール本体をまるごと購入するよりも安価なので、リーズナブルにラインチェンジのバリエーションを増やせることが最大のメリットだろう。
替えスプールを用意しておくことで、釣り場で手持ちリールのスプールと交換でき、簡単に使用ラインを変更することができるようになる。
また、替えスプール用のケースも販売されており、使わない時はケースに入れてけばスプールを傷や汚れから保護することができる。
SLSで替えスプールを携帯するメリット3選
ではここからは、替えスプールを携帯するメリットを3選を紹介していきたい。
1.適応出来る条件の幅が広がる
2つのスプールを用意しておくことで、片方は細めのライン、もう一方は太めのラインを巻くことができ、様々な条件に柔軟に対応ができる。
例として、横風で飛距離が出ないときにPEライン0.6号など細い号数のスプールに替えることで飛距離を伸ばしたり、大きめの魚が回遊している時は0.8~1号など太い号数のスプールを装着することで切られるリスクを減らすことができる。
2.ライントラブルからの復帰が簡単
万が一、ライントラブルが発生し、ラインががダメになってしまった場合、予備の替えスプールとして交換することもできる。
このように予備として使用できるのは大きなメリットだろう。
これで、せっかくの時合中に致命的なライントラブルに見舞われ、それを直している間に気づけば時合が終わっていた…というようなことが無くなる。スプールを替えることですぐに釣りを再開できるため、結果的に釣果アップにも繋がるだろう。
3.定番のエギングとのリレーに便利
SLSの魅力としてエギングタックルをそのまま流用できるという点があるが、最近のエギングでは極細のPEラインを使用することも多く、そのままSLSで使うのは正直心配な人も多いはず。
そこで、先にも述べた通り替えスプールに太めのラインを巻いておけばSLSで万が一大きな魚が掛かっても安心だろう。
例えば、エギングではPEライン0.4号を使用してSLSをする際にPEライン0.8号を巻いた替えスプールにするといった活用方法がおすすめだ。
これからは、替えスプール準備で、貪欲にエギングからSLSまで釣果を伸ばそう!
<杉本隼一/TSURINEWS・WEBライター>