冬場も紀伊半島の陰に当たり、寒波来襲時の季節風でも荒れる事が少なく、安心して出船できる和歌山・古座。この冬場は大型オニカサゴが盛況だ。まだまだ寒いこの時期、鍋素材として絶品なオニカサゴを釣りに行ってみてはいかが?
(アイキャッチ画像撮影:TSURINEWS関西編集部・松村計吾)
冬場も紀伊半島の陰に当たり、寒波来襲時の季節風でも荒れる事が少なく、安心して出船できる和歌山・古座。この冬場は大型オニカサゴが盛況だ。まだまだ寒いこの時期、鍋素材として絶品なオニカサゴを釣りに行ってみてはいかが?
(アイキャッチ画像撮影:TSURINEWS関西編集部・松村計吾)
オニカサゴの釣り方だが、船長が潮に合わせて船を立ててくれる流し釣り形式。道糸が垂直に立っているが、実は仕掛けは潮に合わせて底付近を流れる。
オニカサゴはオモリで底を小突く事によって、舞い上がる砂煙に興味を示す。時々オモリで底を小突くようにしたら、少しオモリを持ち上げて流す。この時、持ち上げる長さはイメージとして、オモリに近い上のハリが底から少し浮くくらい。
特に活性が高い場合はエサを少し浮かせていた方が、飛びついて戻る時にアタリが大きく出るので分かりやすい。また、一般にオニカサゴと言えば、前アタリからの食い込みに至る駆け引きも面白いのだが、古座沖のオニカサゴに限っては、いきなりゴソゴソッと竿先に変化が出ればすでに掛かっている事も多々ある。竿先にアタリが出たら、すぐにアワせているそうだ。
2月2日の出船では、27尾釣れたうち、2kgクラス(約50cm)が1尾、1.5kgクラスが1尾に、残りは1kgクラスと良型が揃ったそうで、「まだまだ釣れ続きそうな感じ」とは、藤田船長の談。
まだまだ寒い日が続き、鍋料理の恋しい季節。白身ながら脂の乗りがよく、身の甘みも素晴らしいオニカサゴのお鍋は絶品だ。
<松村計吾/TSURINEWS関西編集部>