1月11日(土)、静岡南伊豆の妻良(めら)港で、カサゴ狙いのライトロックゲームを楽しんだ。当日は、台風の影響が大きく苦戦するも、良型カサゴマンション発見しツ抜け達成。
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース関東版 野地文雄)
下田から西伊豆方面へランガン
昨シーズンは、台風の影響が大きく、どこも海の様子が変わってしまった。カサゴ狙いも同様で、海底の根が埋まってしまい、釣り場が激減した印象だ。
今シーズンの目的は、新たな隠れポイントを探し当てること。昨シーズンまで調子がよかった場所は、今のところあまりよくない。そこで、過去のポイントも含めて、思い出しながら可能性を探ってみる。
辺りが暗くなり始めたころ、まず下田エリアでキャスト開始。しかし、根らしい感触はなく、カサゴの反応はない。カマスは釣れたが、少しずつ西伊豆に向かうルートでランガンしていくことにした。
ヘチでのヒットは小型ばかり
向かったのは、妻良エリア。いずれも、この数年カサゴの調子がよかったが、泥で根が埋まってしまい釣果が激減。
最初に堤防のヘチを探り、いくつか小型をキャッチ。しかし、サイズが小さく、ちょっと不満。「ヘチに寄っていないだけか」と思い、キャストして陸から離れた場所の根周りを探ってみた。しかし、反応はあっても小型ばかり。
それどころか風がどんどん強くなり、キャストもままならなくなってきた。仕方なく再びヘチを探ってみたが、ヒットするのは15cm止まりばかり。
中型カサゴマンション発見
ここを諦めて、隣の子浦港へ移動しようとしたが、ちょっと気になった場所があって立ち寄ってみた。ここは以前の釣行ではかなりいい思いをしたのだが、あるときからまったく釣れなくなってしまった。
さほど期待していなかったが、ジグヘッドリグをヘチに沈めてみたところ、根があるような感触が伝わってきた。根掛かりさせないよう慎重に探ってみると、すぐにロッドが絞り込まれる。
いきなり食ってきたのは20cm級のまずまずサイズ。重量感があって、引きを楽しませてもらえた。
「この1尾しかいないだろう」と思いつつ、少し立ち位置をズラして2投目。すると、すぐにアタって同サイズをあっさり追加。
「さすがにこれで終わりか」と思いきや、さらに3尾、4尾と続いた。全部のエリアは探らなかったが、荒れた影響で根が新たに造られたのかもしれない。
19時ごろまでの30分ほどで、15~22cmを10尾以上キャッチすることができた。初釣りとしても、新たなポイント探しとしても、十分な結果であった。
今までよかった場所にこだわって探ってきていたが、たまには釣り場を見直していく大切さを、あらためて実感した釣行だった。今後も、別のポイント選定パターンを意識して、探し続けていきたい。
<週刊つりニュース関東版 野地文雄/TSURINEWS編>
妻良港