12月下旬、東伊豆方面へ投げ釣りに向かう。ずいぶん気温は下がったが、水温はまだ 17~18度台を行ったり来たり。季節外れの大釣りになった昨年の冬が再来するのだろうか。
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース関東版 APC・諸伏健一郎)
伊東港でシロギス狙い
冬の釣り場は「水深がある港周りがいい」と思い、国道135号を進んで、まずは静岡伊東港で竿を出す事に決める。
現地には8時半に到 着。年末の平日の昼間とあって釣り人は少ない。元ファミリーレストラン裏の船揚場に釣り座を構える。
当日の投げ釣りタックル
本日のタックルは、BXの並継ぎ投げ竿に投げ専用スピニングリールの組み合わせ。ミチイトはPEライン0.8号に、天ビンはL型固定の25号。ハリ5号の4本仕掛けをセットし、エサにはジャリメを用意。
この仕掛けを正面6色の港中央部に投入し、ゆっくり探ってみると、コツコツと何かはアタるが、ハリ掛かりはしない様子。
4色まで探ってから巻き上げてみると、エサのタラシの部分だけが食われている。2投目、3投目と投入点をずらしてみるが、魚は釣れない。
1時間半ほどやってみるが、結局、小さなアタリがあっただけ。ここで見切りをつけて、車で大きく移動。
長浜海岸へポイント移動
来た道を熱海方面に戻る。朝、伊東港へ向かう途中、長浜海岸で本格的なキャスターを見かけていた。その時はあまり気にしなかったが、この状況だとチェックしたほうがよさそう。
車を長浜公園の駐車場へ入れる。人がいたのは道路際の砂浜だったが、そこと同じポイントを狙えて、かつ足場がいい新堤防に釣り座を構える。水深は浅く、本来ならば秋のピンギスポイントになっている場所だが、どうだろうか。
秋の居残りピンギスキャッチ
4色からゆっくりサビいてくると、2色でプルッとアタリ。「えっ?」 半信半疑だったが仕掛けに付いていたのはまぎれもないピンギス。
やはりここにいたのだ。急いでエサを付け直して、再投入すると、今度はかなり手前の1色で、連続のアタリ。今度はダブルだ。
いくら暖かいとはいえ12月半ば。ピンギスがこんな浅場に残っているとは正直驚く。
その後の投入でも釣れ続けたので、どうやら秋の居残り組が相当数いるようだ。正午まで続け、ハリを飲んだ魚だけキープして次の釣り場へ向かった。
本命熱海港で竿出すも・・
次は本命の熱海港。今年は春から不調にあえいでいるが、水深は深く冬場の実績は十分。いつもの750岸壁に釣り座を構える。
このころから正面の北風に変わり、投げても飛距離が出ない。4色くらいだと、エサも取られない。風が弱くなるのを見計らって、6色に投入をすれば、アタリはあるが、すべて魚が違う。ヒメジ、メゴチ、キタマクラ、ベラとゲストのオンパレード。
魚は釣れるので「いつかはキスが食いつくはず」と、向かい風にめげずに竿を振るが、エサ切れによる納竿まで3時間、キスの顔を見る事はできなかった。