関西圏には、手軽に電車で行くことのできる好釣り場がたくさんある。今回紹介するのは駅から近く、足場も良い兵庫・明石の大蔵海岸。釣り物はメバリングだ。
(アイキャッチ画像提供:WEBライター・原田誠司)
足場良好な大蔵海岸
大蔵海岸は、足場が良く手すりやトイレもあるのでファミリーフィッシングにもお勧めの釣り場だ。朝霧川の東西に釣り場があり、東側ならJR朝霧駅からすぐ、西側なら山陽電車の大蔵谷駅から南に5分ほど。
ちなみに夜釣りをして終電で帰る場合、JR朝霧駅出発・大阪行きの最終電車は午前0時8分(2020年1月9日現在)。
冬の釣り物といえばメバル
この釣り場では、時期によって様々な魚種が楽しめる。そのなかでも、冬の主な釣り物といえばメバルだろう。小型ながら強い引きを見せてくれる好ターゲットだ。
底を探ればガシラ(カサゴ)も釣れ、冬はライトゲーム用のタックルさえあれば楽しめる。そしてなによりルアーのライトゲームは荷物が少なく電車釣行にお勧めだ。また、ルアーフィッシングの入門魚としても最適である。
ライトゲームのタックル
ライトゲームロッドは、アジングロッドやメバリングロッドで、主にジグヘッド単体の釣りを楽しむのであれば、長さは6ft前後が良いだろう。
ちなみに私はアジングロッドである権蔵鯵丸552LSをよく使用している。リールはネロスト1000S、ラインはフロロカーボン1.5lb前後。
ルアーは1g前後のジグヘッドにワームは1.5inch前後のピンテール系を主に使っている。釣り上げた魚をつかむ時のためにフィッシュキャッチャーRミニも持参している。
狙うポイント
大蔵海岸は多くの釣り人で賑わっており、とりあえず空いている場所に入って釣りをする事が多くなると思うが、どこでも狙う事ができるので心配はない。
ただ、ベランダの外向きは明石海峡に面するだけあって潮流が速いので、軽いジグヘッドではすぐに流されてしまう事がある。潮の流れが緩ければ軽いジグヘッドで良いが、潮流が速い時間帯に備えて重めの3gまで用意しておいた方が良いだろう。
釣り方のコツ
表層から底まで様々なレンジを探ろう。もし釣り場が空いている場合、潮がヨレる場所を探して、そこを中心に狙おう。底を探ればガシラも姿を見せてくれる。
全体的に潮の流れが速い釣り場だが、朝霧川の河口であれば外側に比べて潮流が緩いため1g前後の軽いジグヘッドも比較的使いやすい。朝霧川河口の右岸、左岸ともにメバルを楽しむ事ができるが、潮が当たる側に入った方が釣果が上がる。
これからメバルの好シーズンに突入する。手軽に楽しめ、初心者から上級者までを熱くさせてくれるメバリングに、皆さんも挑戦してみてほしい。
<原田誠司/TSURINEWS・WEBライター>
大蔵海岸
所在地:兵庫県明石市大蔵海岸通り