2020年は新たな釣りに挑戦してみよう:渓流釣りからサーフゲーム編

2020年は新たな釣りに挑戦してみよう:渓流釣りからサーフゲーム編

新元号「令和」になって初めての新年。気持ちを新たに未経験のジャンルの釣りに挑戦してみてはどうだろう。今回は、渓流釣りからサーフゲーム編をお届け。

(アイキャッチ画像提供:週間つりニュース関東版 茨城・上谷泰久)

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ショア ソルトルアー

上谷泰久プロフィール

1969年6月18日生まれ。渓流釣りのエキスパートながら、沖釣りや陸っぱりのジギングまで幅広くこなすマルチアングラー。渓流釣りのキャリアは30年、ルアーに挑戦したのは10年ほど前から。「レストラン七曲り」の経営者で、板前でもある。

【これまでの釣り人生】

私は茨城県の山間部に居住している。それもあって専門は、ノベ竿を使った渓流のヤマメとイワナのエサ釣りだ。しかし、渓流やアユには釣期があって、禁漁期は寒ウグイやホソのマブナなどをたまに釣る程度だった。

釣り仲間は群馬県に居住している人が多く、ワカサギなどを楽しんでいるが、座ったままの釣りは私にはあまり相性がよくない。

【ルアーとの出会い】

そんな私がサーフからのジギングをするようになったきっかけは、息子が宮城仙台の大学に進学し、そちらに行く機会が増えたから。同地はヒラメやマゴチの好ポイントが多く、サーフのルアー釣りがとても盛んだ。

砂浜を歩きながらポイントを探す楽しさがあり、渓流に共通するアクティブさがある。

2020年は新たな釣りに挑戦してみよう:渓流釣りからサーフゲーム編ポイントを探し歩くのが楽しい(提供:週間つりニュース関東版 茨城・上谷泰久)

【渓流での経験が役にたった!】

ビギナーズラックには巡り合えず、何も釣れなかった。そこで、砂浜を隅から隅まで歩いて、釣れている人に声をかけて話を聞いた。

2回目からは波の立ち方など、ポイントをじっくり観察してから釣り場に入るようにした。サラシが流れていく方向を見たり、深さを予測したりするのは渓流釣りの知識が役に立ち、そしてその日、40cmくらいのヒラメを釣ることができた。

2020年は新たな釣りに挑戦してみよう:渓流釣りからサーフゲーム編ヒラメをゲットして喜ぶ筆者(提供:週間つりニュース関東版 茨城・上谷泰久)

メタルジグは撃投レベルの30g、同じポイントで2尾続けて釣れたのをよく覚えている。魚が暴れてトリプルフックがウエーダーに刺さってしまい、穴が開いたのは苦い経験。

それからというもの、北茨城や日立のサーフに通い詰めるようになった。

渓流と違うのは潮位によって流れが変わること。「潮が効いている時間をどう狙うか」「どの季節にどの向きの風が吹くとベイトが寄ってくるか」など、さまざまな初体験が楽しかった。

【お財布事情について】

渓流釣りからの転向だったのでウエーダーが兼用できた。お勧めなのはアユタイツとマリン用シューズの組み合わせで、私は秋から初冬のシーズンはウエーダーを使わない。

海の水はこの時期はだいたい15度くらいあるので温かく、足元が寒いと思うことはない。

最初のころは友人から全てのタックルを借りていたが、釣れるようになってからは買いそろえた。ちなみにジグを多用する私は、ほかのヒラメアングラーとは違って、竿はサーフ用でなくショアジギングのライトなものを使っている。

【成長とこれから】

自分では「渓流釣り師」と思っているので、専門外のショアジギングでは「絶対に釣果が欲しい」と思うことが少ない。

2020年は新たな釣りに挑戦してみよう:渓流釣りからサーフゲーム編メインは渓流釣り(提供:週間つりニュース関東版 茨城・上谷泰久)

ワームやプラグに浮気することは少なく、好きなメタルジグを投げ続けることができた。その結果、ジグのタイプを使い分けるだけでヒットに持ち込めるようになってきた。

まだまだ未熟な私は、ほかの人が釣れているのに釣れない日が多い。「こんな日は苦手だ」という時があって、それを克服したいと頑張っている。

茨城では、サーフの釣りの盛期は10月以降。禁漁になる渓流からのシフトがとてもタイミングよく、フィッシングライフを楽しめている。

<週刊つりニュース関東版 茨城・上谷泰久 /TSURINEWS編>

この記事は『週刊つりニュース関東版』2020年1月10日号に掲載された記事を再編集したものになります。