12月上旬にアメリカハワイに釣行した。ファミリーフィッシングにも最適なちょい投げ&エビ釣りの模様をお届けしよう。
(アイキャッチ画像提供:週間つりニュース関東版 APC・野田栄)
カハナモクビーチで陸っぱり
12月5日(木)、まだ薄暗い6時すぎ、ワイキキ海岸の西側カハナモクビーチへ。ここは、正面遠方にダイヤモンドヘッドが望める右側突堤の内側。地元の人たちが泳がせ釣り用の小魚を求めて、1m前後のノベ竿で足下を狙っている。
5~10cmのサッパに似ている魚を確保、投げ釣りの泳がせで置き竿にしている。突堤の先はリーフになっていて、ルアーマンが数人キャストしているがヒットしていない。
ヨットハーバーの向こう岸、アラモアナパークまで移動。ここは週末に行われるホノルルマラソンのスタート地点だ。アラモアナ橋から河口へ向かうと、投網を修理している人やルアーをキャストしている人など釣り人が多く、目の前の浅瀬にはいろいろな魚が見える。
3mのコンパクトロッドに小型スピニングリールをセット。ミチイトはPEライン1号。友人の佐野さんと深場になっている木陰からワームをキャストするが、1回アタリがあっただけでヒットなし。
ちょい投げ満喫
ハリス3号1.5mの仕掛けに交換。歯が鋭い魚が多いので、ハリの軸が長いアナゴバリのフカセ仕様。オモリは1~3号で、エサはハワイ名物マグロのポキ。
10mほどチョイ投げしスローでリーリングするとモンガラハギやツノダシのトロピカルフィッシュが追いかけてくるのが見える。活性はいいようで、3投目で15cm級のライオンフィッシュがヒット。続けて釣友に20cmオーバーのサドルラス。その後もアタリは続き、10cm級のハワイアンクリーナーラス。
同じ魚が釣れ続くので、100mほど岬よりに小移動。ここでは20cmオーバーのリーフトリガーフィッシュ(カケスモンガラハギ)が入れ食いに。私のリールのドラグが鳴り、横走りしながらいい引き込み。ゆっくりやり取りし上げたのは30cm級でサンマをボラ風にしたような正体不明の魚。撮影しようとしたらハリが外れて、足下の岩の隙間から逃げていった。
翌日はエビ釣りへ
翌6日は友人のテリー岡本さんが主催している乗合エビ釣りツアーへ参加。8時50分、滞在先のホテルに迎えに来てくれ、ほかの客のホテルも周ってから出発。観光しながら目的地カフクのロミーズに到着。ここはハワイ名物ガーリックシュリンプの超有名店。
ここのロミーさんの養殖池で、マクロ・ブラッチャム・ローゼンバージーという名の手長エビを釣る。サイズは全長20~40cmの大型。
3mの渓流小物竿にミチイト3号、ハリス2号にBオモリを付けてのウキ釣り。ハリは日本のカワハギ1号をもう少し小さくした感じで、エサは1cmほどに切ったエビの切り身。ウキにアタリがでて、スーッと引かれる。沈んでから10秒ほど待って、テンションをかけたまま聞きアワせる。食い込みが浅いと水面下でバレてしまう。
いかに食い込ませるかのやり取りがこの釣りの面白いところだが、あまり待ちすぎると爪でハリスを切られてしまう。