新ベラが放流される時期となり、ヘラブナ釣りは管理池が最も面白い季節に突入した。そこで今回は、新しい年の釣り初めにオススメのヘラ釣り場を紹介したい。
(アイキャッチ画像提供:WEBライター・森宮清釣)
1mmでも大きく1匹でも多く
初釣りで一年の釣りを占いたいと思う釣り人が多いのではないだろうか?私もその中の一人、絶対釣れる釣りなら1mmでも大きな魚、不慣れな釣りなら1匹でも多く釣りたいと思う訳。そこで小型でも釣れる釣り場や、大型の狙える釣り場を新春の釣り場として選んでみた。
1、フィッシングセンター竹の内
大型狙いならフィッシングセンター竹の内は外せない!
大型狙い
大型の狙える釣り場としてお勧めなのは、2日から5日まで長寸を競う大会も開催するフィッシングセンター竹の内ヘラ釣り場。ここは大阪府太子町と奈良県の県境・竹の内峠にある。峠ということもあって冷え込みは平野部よりやや強い日が多いが、池の水は左右の山々から流れ出る綺麗な水のため、酸素含有量が多いのだろう、急激に冷え込んだ時を除きヘラブナの動きは目を見張るほどで、冬も釣り人を楽しませてくれる。
冬季はダンゴエサがいい
釣りの方法は底釣りが決まりだが、中桟橋で2分された池は道路側向きと道路側が「うどん」専用のエリア、中桟橋から山側と山側桟橋はダンゴエサ、うどんエサ(混合含む)エリアとなっている。
40cm以上は、うどんで釣る道路下の桟橋が最も多く釣れているが、非常に寒く冷たいのが欠点だ。冬季はやはりダンゴエサが一番だろう。特筆すべきは強烈な寒さで湖面に分厚い氷が張っている時だ。割るのが面倒だが、氷の下は毎年よく釣れるジンクスがある。
2、へら釣り西池
駅チカでアクセス良好な管理池はココ!
屋根のある場所もあり雨天も快適
二つ目は南海高野線の萩原天神駅から徒歩でも行けるへら釣り西池だ。ここは住宅地の中にあり、池の2階が駐車場で、この駐車場の下と隣が釣り場になっている。だから雨でも風でも駐車場の下なら、濡れることなく釣れる全天候型のヘラ釣り場なのだ。また、横の屋根のない部分は高い塀で囲まれていて、季節風を遮ってくれるので、寒さもいくぶんましだろう。
正月は3日まで粗品あり
この池も底釣り専用池だが、過去には最大で50cmに届くようなヘラブナも釣れていて、釣り場オーナーの話では40cmクラスも全体で一日に二ケタは釣れていると言う。12月1日から1月30日まで五十賞の大会が組まれていて、お正月は3日まで粗品も用意しているのだとか。
3、竜田川釣り池
のんびり正月気分を楽しめる管理池。
のんびりと釣るのに最良
最後は自然の野池風の釣り場・竜田川釣り池だ。ここはコイ釣り池だった所だが、コイヘルペスの流行でヘラブナ釣りの池に変更された釣り場。チャンスがあればコイ釣り池に戻したいと願う池オーナーさんの想いから、良型ヘラブナはさほど放流されていないが、小型は時々放流されているので、のんびりと冬の景色を眺めながらヘラブナと遊ぶには最良の釣り場だ。
夏はジャミも多く閉口するのだが、冬季はこれも静かになる。絶対釣るならダンゴエサが一番だ。バラケを少量使いながらグルテンや天々とか蒼天などをメインに、釣り難い時はカルネバとか底餌クロレラにバラケやペレット類を組み合わせると効果的。
各池でのタックル
使用するサオだが、水深のある竹の内では13尺~15尺が無難、ミチイトは1号くらいでハリスは0.5号がお勧め。西池では10尺から15尺、室内は12尺までが使いやすいだろう。
タナは中央に向かって深くしてあるが、外側では10尺指定の場所と、18尺くらいまで使える場所もある。竜田川でのサオは7~10尺がお勧め、もちろん長尺も使用可能だが、季節風でウキが見にくいから、無理して使う必要はないと思う。
水深は2m弱、底釣りからメーターの宙釣りまで可能だ。大型は少ないのでミチイトは0.8号程度、ハリスは0.4号で十分だ。
<森宮清釣/TSURINEWS・WEBライター>