【九州2019-2020冬】人気急上昇中『サーフゲーム』初心者入門

【九州2019-2020冬】人気急上昇中『サーフゲーム』初心者入門

砂浜からおいしい高級魚が狙えるサーフゲーム。冬の釣果が乏しい季節に、ヒラメやブリが手軽に狙えるとあって九州でも人気急上昇だ。釣り方自体は簡単。キホンを解説しよう。

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(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース西部版 河野剛志)

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ショア ソルトルアー

サーフゲームの釣り方

冬のサーフゲームは、ただ巻きでロッドアクションをつける必要はない。冬の水温が下がっている状況のヒラメやマゴチは春や秋と比べて動きが鈍く、目の前を一定の速度で通過するルアーの方が反応が良いからだ。

ロッドアクションでルアーに動きをつけると口の外やお腹にフッキングしてしまい小さな魚を不用意に傷つけてしまうだけでなくバラシの原因にもなる。飛距離を出すためにメタルジグを多用するが、ジグ=シャクリという既成概念にとらわれないようにしよう。リールのただ巻きだけでルアーは勝手に動いてくれる。

ただ巻き&テンションフォールが基本

基本動作はロッドの先を動かさないようにして、ルアーをただ巻き5回、そしてテンションフォールで着底の繰り返し。1秒に1~2回転の速度でリールを巻こう。

ヒラメは底からジャンプしてルアーに食いつく。この釣りは海底から50cm~1mをルアーが通過するようにイメージすることが大事だ。30gのルアーを使う場合、水深4mでは3回転、3mでは5回転、2mでは7回転、1mでは10回転と浮き上がる高さを調整しよう。

しかしながら上級アングラーでも30gで水深に合わせた浮き上がりをコントロールすることは難しい。打開策としては水深4mでは35g、3mでは30g、2mでは25gというように巻く回数は5回と固定しつつも、ルアーの重さを替えて浮き上がりを調整することができる。

【九州2019-2020冬】人気急上昇中『サーフゲーム』初心者入門冬は「ただ巻き」で!ロッドアクションはNG(作図:週刊つりニュース西部版 河野 剛志)

アワセ方

アタリは巻いている途中とフォール中どちらもあるので、常にアワセを入れることができる態勢で構えておこう。フォール中にアタリがあってもハリ掛かりしなければ、フォールが速いメタルジグからフォールが遅いシンキングペンシルに替えるなど状況に合わせたルアー交換が望ましい。

ルアーカラー

また、ルアーのカラーについてはピンクやゴールド系をローテーションしながら反応を見るのがよい。ベイトが多い時や青物のナブラがあるときはシルバー系など状況に応じてカラーを替えてみよう。

【九州2019-2020冬】人気急上昇中『サーフゲーム』初心者入門重さの使い分けやカラーローテーションも大切(提供:週刊つりニュース西部版 河野 剛志)

波でひざ下まで濡れるのでウエーダーを着用したほうが濡れる心配がない。ナギの時は長靴でもよいが波打ちギワから少し離れて釣りをしよう。離岸流は沖に強く流れるので一度流されたら岸に戻るのが難しい。ライフジャケットは必ず着用。水面からの反射光でまぶしいことが多く、偏光サングラスがあると便利。

魚を持ち帰るときは砂浜にクーラーボックスを持っていくと大変なので、涼しい季節は大きめのビニール袋に魚を入れて砂に埋めておくとよい。その際は鳥に取られないように注意しよう。

<週刊つりニュース西部版 河野 剛志 /TSURINEWS編>

この記事は『週刊つりニュース西部版』2019年12月20日号に掲載された記事を再編集したものになります。