【関西】年末年始オススメ釣り場3選:投げアブラメ(アイナメ)編

【関西】年末年始オススメ釣り場3選:投げアブラメ(アイナメ)編

12月から1月にかけて、投げ釣りの対象魚として元気なのがアブラメだ。ここでは年末年始のオススメ釣り場として投げのアブラメ釣り場3選を紹介したい。

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(アイキャッチ画像提供:WEBライター・奥野太郎)

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海釣り 投釣り

1、答志島【三重・鳥羽】

三重県の鳥羽にある足場の良いポイントを紹介する。

潮がわりのタイミングに集中

近鉄鳥羽駅から近い佐田浜港(鳥羽マリンターミナル)から市営の定期船に乗って、桃取港まで15分ほどで渡る事ができる島しょ部(とうしょぶ)の釣り場だ。

船着き場である大波止もポイントの一つだが、私はそこから歩いて約15分の通称「埋立て地」によく足を運ぶ(台車やカートがあると便利)。足場のよい小突堤が3カ所あり、主な釣り座となる。

【関西】年末年始オススメ釣り場3選:投げアブラメ(アイナメ)編答志島の釣り座(提供:WEBライター・奥野太郎)

対面する牛島との水道部となるため、潮が走りだすとたちまち仕掛けが流されてしまうので、潮回りを考えて釣行計画を立てる方が良い。セオリー通り遠、中、近と投げ分けて潮がわりのタイミングに集中して狙う。

エサはマムシ(イワムシ)とアオイソメ。本命のアブラメ以外にもカレイ、キス、マダイやチヌなど、釣れる魚種も多彩で、夜釣りでは良型のアナゴも釣れる。

▼この釣り船について
答志島・桃取港
所在地:三重県鳥羽市桃取町

2、本荘ケーソン【兵庫・加古川】

本命のアブラメ以外にもガシラなどが狙える兵庫県のポイントを紹介する。

広大な釣り場は変化を探す

ここは播磨町から出船している渡船を利用して渡る釣り場となるが、足場の良い東側の堤防部が約1km、西側のテトラ帯が約2kmある長く広い釣り場である。

それだけにポイントも絞りづらいが、東の先端の白灯周りや、カーブ付近の内向きにあるカケアガリ、あるいは根元の船着き場近くの外向きなど、所々にある海底に変化のあるポイントを狙うとヒット率は上がる。エサはマムシとアオイソメだが、カレイの釣り場としても人気がある場所なので、エサが残っていれば釣れるかもしれない。

【関西】年末年始オススメ釣り場3選:投げアブラメ(アイナメ)編広大な本荘ケーソン(提供:WEBライター・奥野太郎)

30cm近いガシラも

またテトラ帯においてはアブラメ以外にもガシラ(カサゴ)の魚影が濃く、マイポイントを持つ常連さんは高確率で尺近いガシラを釣り上げている。ちなみにガシラ狙いならサンマなどの切身の方が良いようだ。

詳しいポイントについては、渡船店に尋ねるとタイムリーな情報を得る事ができるので、ぜひ参考にして頂きたい。

▼この渡船について
くさべ渡船 
出船場所:兵庫県加古郡播磨町

3、土佐泊【徳島・鳴門】

小鳴門海峡の影響をまともに受け、マダイも狙える徳島のポイントを紹介する。

「お一人様ポイント」が多い

土佐泊は小鳴門海峡の影響をまともに受け、潮の流れが速い釣り場である。この周辺にはいくつかポイントがあり、対岸の岡崎L字波止や造船所跡も有名だ。土佐泊は漁港の堤防や連絡船の渡し場、その横の石積み波止などで釣り座を構える事になるが、いずれも狭い場所なので「お一人様ポイント」だ。

【関西】年末年始オススメ釣り場3選:投げアブラメ(アイナメ)編土佐泊の石積み(提供:WEBライター・奥野太郎)

石積み波止の南側に広がる砂浜も以前は釣りができたが、現在は立ち入り禁止のロープが張られているので無断で入らないように。

12月7日にはアブラメ35cm級

12月7日に訪れた時は、渡し場横の石積み波止に入り、夕方から翌朝にかけて竿を出したが、35cm級のアブラメが釣れた。他にも30cmと24cmのマダイや、30cm強のセイゴが2尾、他にもガシラや良型のアナゴが数尾釣れておかずには十分な釣果だった。

【関西】年末年始オススメ釣り場3選:投げアブラメ(アイナメ)編12月7日の釣果(提供:WEBライター・奥野太郎)

石積み波止の先端の捨て石周りから、連絡船の航路筋にかけては根魚が多いようで、アブラメもガシラもこの方向で釣れた。また緩く流れる引き潮に乗せて南側に仕掛けを流すとマダイとセイゴが釣れたので、仕掛けが落ち着くカケアガリ付近がポイントのようだ。

エサはマムシとアオイソメ。タイミングによってはフグやゴンズイなど外道も食ってくるので対策を考えておきたい。

▼この釣り場について
土佐泊
所在地:徳島県鳴門市鳴門町

マナー厳守は絶対

いずれの釣り場も、漁師や漁業関係者、周辺の住民の方々に迷惑を掛けないように注意して、ゴミは必ず持ち帰るといったマナーも守って頂きたい。そしてライフジャケットは必ず身に付けて、安全第一で初釣りを楽しもう。

<奥野太郎/TSURINEWS・WEBライター>