茨城・牛久沼付近を流れる谷田川や西谷田川周辺には多くの水路が巡り、マブナやタナゴ、クチボソが活発。11月17日（日）、淡水小物釣り初挑戦の小杉さんに同行取材した。
（アイキャッチ画像提供：週刊つりニュース関東版 本紙・大谷俊夫）
TSURINEWS編集部
フナに始まりフナに終わる
「フナに始まりフナに終わる」。淡水小物の釣りが、とても身近で奥が深いことを指すいい言葉だ。
釣行当日は頼りになる助っ人が登場。同地に精通した岩井さんだ。彼女は至れり尽くせりのサポートを受けながら、まずはタナゴ釣りに挑戦。
当日の先生役（提供：週刊つりニュース関東版 本紙・大谷俊夫）谷田川周辺のホソでタナゴ釣り
10時前に集合すると、向かった場所は谷田川周辺のホソ。岩井さん秘蔵のポイントではクチボソが活発な様子。
素晴らしいロケーションの中、ホソを見て歩く（提供：週刊つりニュース関東版 本紙・大谷俊夫）ポイントは狭いので、短いノベ竿に仕掛けをセット。練りエサをハリ先にチョンと付けて開始する。
複数の仕掛けを用意して使い分けた（提供：週刊つりニュース関東版 本紙・大谷俊夫）初挑戦ながらタナゴを手中
やはり活発なクチボソが掛かる。狙いの魚ではないが、初めての淡水小物に小杉さんは嬉しそう。
タナゴのアタリ方など、岩井さんは丁寧に指導を続けていく。そのかいあってか、すぐに奇麗なタナゴが登場。初心者が簡単に顔を見ることができる魚ではないだけに、これには驚く。
小杉さんが仕留めたタイクリバラタナゴ（提供：週刊つりニュース関東版 本紙・大谷俊夫）そのまま、クチボソ交じりでポツポツと本命を稼いでいく小杉さん。中には釣るのが難しい1円玉サイズの小型がいて「これほどよく釣れることは珍しい」と岩井さんは思わずつぶやく。
1円玉サイズのタナゴを釣るのは難しい（提供：週刊つりニュース関東版 本紙・大谷俊夫）このままタナゴを楽しむのもよかったが、「マブナ釣りもしてみたい」という彼女の要望を受けて移動することに。
西谷田川周辺でマブナ釣り
次のポイントは西谷田川の周辺ホソ。名の知れた場所なのか、ズラリ車が止まり、本流にはヘラ師が並んでいる。そこから分流したホソにぽつぽつとマブナを楽しむ人がいるようだ。
先ほどより水路が広いので、少し長い1mほどの和竿にチェンジ。「時折、尺級が出るよ」と聞くのでタモを用意。ワクワクしながら投入するが、生い茂るボサが邪魔をして狙いの場所に落とせない。ある程度整えられるよう、ハサミがあると便利だろう。
後半はマブナに挑戦（提供：週刊つりニュース関東版 本紙・大谷俊夫）10㎝ほどの小フナが入れ掛かり
ここでも魚は活発でマブナやクチボソ、小型のエビまで登場。手本を見せる岩井さんは10cmほどの小ブナが入れ掛かり。
エビが顔を出した（提供：週刊つりニュース関東版 本紙・大谷俊夫）それを見ながら竿先に集中する小杉さんだが、なかなか上手に掛けることができない。アタリの出方やアワセのタイミングなどを質問しながら2時間ほど奮闘。十分に楽しんで15時半ごろ納竿した。
小気味いい引きでマブナ（提供：週刊つりニュース関東版 本紙・大谷俊夫）
