昨年末、山梨県南都留郡山中湖でワカサギデビューの桜井瑠香さんと、オーナーばり・赤沼行紀さんの釣行を取材した。
ドーム船にてワカサギ釣り
夜明け直後の午前6時半、ボート店に到着。
2人は凍結して滑りやすくなっている桟橋に気を付けながらドーム船に乗り込む。
振り返れば雪化粧の富士山がくっきり。
乗船して釣り座のセッティング。
船内にはハリ外しの付いたオケや、仕掛けを掛けておけるフックなどが準備されている。
赤沼さんが桜井さんをサポート。
電動リールに穂先を装着して、仕掛けを付ける。
ビギナーにはこの仕掛けのセットが第一関門。
ハリが小さく数もそれなりにあるので、手順よく行わないと、服に刺さったり、手前マツリなんてことも。
桜井さんは果たして……。
便利な仕掛けでビギナーも楽々!
そんな不安のなか、赤沼さんが用意した仕掛けは「楽ちんワカサギ/OWNER」。
「外し口のサルカンにミチイトをセットして引っ張るだけでOKです」という説明が終わらないうちにトラブルなく仕掛けをセット。
オモリも付いているので、あとはエサ付けだけ。
名前の通り楽チンなビギナーに最適な仕掛けだ。
次はエサ付け。
ここも、紅サシ専用の「時短ピンセット/OWNER」で紅サシを隣り合うハリそれぞれにチョン掛け。
中央をハサミでカット。
あっという間にエサ付け完了。
いざ実釣開始!
準備が整い、窓から富士山が見えるポイントで開始。
桜井さんは赤沼さんに教えてもらいながら、難なく最終関門突破の1尾目をゲット。
「アタったときの竿の動きが本当に微妙なんですね~。これは好きな釣りかも」と桜井さんが本気モード。
同船したベテランたちも「姿勢がいいね。彼女上手いでしょ。ファンになっちゃった」と大絶賛。
その後は初挑戦とは思えないペースで追釣。
赤沼さんとのダブルヒットもたびたび。
背中合わせで竿を出す中谷亘さんは、姪の杉浦麻鈴さんをサポートしつつ快調。
杉浦さんもワカサギ初挑戦ながら4点掛けを達成。
女性アングラー同士お菓子の交換などをする場面も。
この日は、大きな群れがきて爆釣という時間帯こそないものの、誘い続ければ一日通して断続的に釣れ続くという展開だったが、桜井さんは正午すぎには大台の100尾。
午後にはちらちらと小雪が舞うようになったが、いぜん船内はぽかぽか快適。
集中力は途切れず185尾で午後3時半下船。
桜井さんは「お昼ごはんを食べなければもっと釣れたかも」とワカサギ釣りに魅了された様子。
寒いこの時期こそ、快適なドーム船で、誰でも楽しめるワカサギ釣りに挑戦しよう。
<週刊つりニュース関東版 編集部/TSURINEWS編>
山中湖