年中チヌが釣れる事で知られる神戸・須磨の千守突堤へぶらりとチヌ釣りに出かけた。週末でいろいろな釣りを楽しむ人たちの中に入り、フカセ釣りでチヌを狙った。まきエサが効いてくると、良型チヌと大型アイゴが入れ食いになり、チヌは51cmまで登場。秋の一日を存分の楽しむ事ができた。
（アイキャッチ画像提供：WEBライター・永井芳明）
TSURINEWS編集部
前回釣行の残りエサで
10月19日、普段は仕事なのだが急きょ中止になり、時間ができたので久しぶりに神戸・須磨にある千守突堤にチヌ釣りに出かけた。
エサは、前回の釣行の残りがあったので、それがなくなれば終了しようと、午前9時に釣り場に到着した。さすがに土曜日とあって、家族連れや投げ釣りなどの釣り人で賑わっていた。
東側の波止へ
千守突堤は2本あり、今回は比較的人が少ない東の波止に釣り座を決めた。投げ釣りの人がいたので、まずは西向きワンドの中を狙う事にした。
当日の仕掛け
今回の仕掛けは、磯竿1.5号にレバーブレーキ付きスピニングリール2500番、道糸はアトミックスライダー磯・クリアーブルー1.75号、ハリスはウルトラフレキシブル磯1.2号、ハリは鬼掛・軽攻めチヌ3号を使用。ウキは煌黒のＧ2でスタートした。ハリスを2ヒロとり、ウキ止めなしで探っていく。
当日の仕掛け（作図：TSURINEWS関西編集部・松村）仕掛けを変更
しかし、アタリが出ないまま、さしエサがなくなるので、すぐに仕掛けを変更する。小型棒ウキのT-J（3B）にかえて、ウキ止めをナビから1ヒロの位置に付け、ウキ下3ヒロで再開した。
先ほどよりはマシだが、アタリが出てもハリ掛かりしない。そこで、少しでも違和感なく食わせるため、ウキ止めをさらに半ヒロ上げ、ハリから3.5ヒロのタナを設定して投入する。
ハリ掛かりしない魚の正体
そして答えはすぐに出た。アタリがありアワせてみたが、どうも掛かっている魚はかなり小さい。上がってきたのは15cmくらいのチヌだ。このサイズが居ると、なかなか大型のチヌにまでさしエサが届かないのだ。
小型チヌの猛攻だ（提供：WEBライター・永井芳明）釣り座を外向きに変更
しばらく同サイズのチヌが入れ食いになった。そこで場所をかわる事にした。投げ釣りの人が帰ったので、釣り座を東向き（外向き）に変更した。東向きは水深が浅く2ヒロしかないが、こちらで粘る。
仕掛けは煌黒2Bのウキにかえて遊動部分を20cmとってスタート。水深が浅いため、軽い仕掛けでもいいが、潮が速くなれば重めのオモリが必要となるだけに、はじめから2B負荷のウキを選択した。仕掛けの投入ポイントを竿2本前に設定し、投入していく。
強烈な引きの正体
仕掛けがなじんでゆっくりと右方向へ流れていく。まきエサが効いてくれば何かしら釣れるだろうと思っているところで、いきなり視界からウキが消えた。心の準備ができていない状態で、竿引きまできた。
なんとか態勢を整えてやり取りを開始すると、チヌと言うより大型のグレみたいな引き。何度目かの締め込みの後、タモに収まったのは当日最初にして最大のチヌ51cmだった。
当日最大のチヌ51cm（提供：WEBライター・永井芳明）入れ食い状態に！
ストリンガーに掛けて2匹目を狙っていく。そこから3投に1回の割合で30～40cmのチヌと、40cmクラスのアイゴが入れ食い状態になった。チヌは15尾ほど釣れていた。
ストリンガーにかけたチヌ（提供：WEBライター・永井芳明）携帯が鳴ったので出てみると釣友からの電話だった。ここで少し休憩をするため電話で状況を説明し、しばし雑談する。
休憩後の好調は続く
休憩後、仕掛けを投入してなじむと、休憩後だと言うのに引ったくるアタリがあった。上がってきたのは40cmほどのチヌだ。
「今日は何尾釣れるか分からん状態になる」と思われたが、そううまくもいかず潮が完全に止まると、アタリが出てもアイゴかボラのみ。まきエサも残り少なくなり、ラスト一投と集中するも、最後のアタリもボラ。ここでまきエサがなくなり納竿とした。
最後はボラの猛攻で終了（提供：WEBライター・永井芳明）千守突堤では年中チヌは釣れるが、今が数、型ともに最高潮だろう。また、須磨のチヌは、水深が浅い分、横に走るので引きが最高に面白いのでオススメだ。
＜永井芳明／TSURINEWS・WEBライター＞
千守波止
所在地：兵庫県神戸市須磨区
