関東圏には、海水の釣り堀が数か所ある。陸上、イカダ式、室内型などスタイルは様ざまだが、いくら釣り堀とはいえ、いつでもどこでも同じ釣り方が通用するとは限らない。大釣りもあれば渋いときも。ハマる人が多いのはそういうところにも理由があるのだろう。ここでは、千葉・片貝エリアにある九十九里海釣りセンターの攻略法をメーンにまとめた。ぜひ参考にして楽しく充実した釣行を。
【1】場所の特徴をおさえる
ここは陸上の海水釣り堀。
揺れがなく船酔いの心配がない。
予約は不要で飛び込み入場OK。
竿を出す人は入場券を買って首から下げておく。
見学のみなら無料。
エサは、施設内で購入したオキアミ、イワシ、青イソメを使用。
ほかは厳禁。
それぞれ1パック¥500なので3種セットで¥1500。
12月16日は、村井さんがオキアミで78cm5.5kgのワラサ。
同行の柴田さんは、「相模湾の佐島に船釣りに行く予定でしたが風で中止になり、急きょ変更。でもこちらに来てよかったです」と念願のマダイをゲット。
食いが渋いときは活エサの販売があり、当日は6歳児も活イワシで3.5kgのワラサを仕留めている。
ちなみにハリスは1.75号。
仕掛けは1本バリ限定。
ほかは自由なので、ガン玉や中オモリを付けたりしたウキ釣りが大半。
慣れている人はガン玉のみのフカセ釣りをすることも。
岡部さんは中オモリを使って活イワシを泳がせてワラサをゲット。
また、食いが悪いときはハリスの長さや号数を調整したり、蛍光カラーのハリを使うと一発で掛かることがある。
【2】釣果は足で稼ぐ
10~20分アタリがなかったら空いている場所に移動してみよう。
魚が釣れてからも、アタリがなくなったら、しばらくその場所を休ませる意味で移動するといい。
12月16日は、入って左側でアタリが集中していた。
【3】エサをいろいろ試す
週末や祝日は混雑していて、移動したくても場所が空いていないことがある。
その場に居続けるとエサを見切られてしまい、魚が口を使わなくなる。
こうなったら、エサをローテーションしてみよう。
【4】エサの付け方を工夫
【2】、【3】でも魚からのコンタクトがない場合は、エサの付け方を工夫しよう。
オキアミは部分的にカットするとか、イワシの切り方を変えてみるとか。
ハリに付けた状態のシルエットが変わることで、沈下する際の動きに変化が出て、食い気を誘うことにつながる。
オキアミと青イソメをミックス付けにする人もいる。
以上が直近でのパターンだが、状況は刻々と変わっていくので自分なりに仕掛けをアレンジして、答えを見つけ出そう。
施設の詳細
開園、受付は午前8時から。
8時30分釣り開始。
終了は午後3時。
一日コース
大人15,000円、女性・中学生7,500円、子ども5,500円。
短時間コース(4時間)
大人7,500円、女性・中学生5,500円、子ども4,500円。
貸し道具1,000円、氷200円、発泡クーラー400円~700円。
竿は一人1本。
手ぶら釣行も可能。
<週刊つりニュース関東版 編集部/TSURINEWS編>
九十九里海釣りセンター