全日本投げキス選手権決勝戦レポート 小島選手が初優勝!【石川県】

全日本投げキス選手権決勝戦レポート 小島選手が初優勝!【石川県】

10月7日、キス投げ釣りの全国ナンバーワンを決める「第40回G杯争奪全日本がま投(キス)選手権(主催:がまかつ)」の決勝大会が石川県かほく市の高松北部海岸で行われた。時間内に投げ釣りで釣ったキスの尾数で勝敗を決するルールで、全国の予選を勝ち抜いた30人の精鋭が集結。決勝では10投全てでキスを掛けた小島健治選手が終始ペースを維持し、初優勝を飾った。

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(アイキャッチ画像撮影:TSURINEWS関西編集部・松村)

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小島選手が安定の23尾

決勝戦は釣ったキスを本部前に持ち込み、観衆の前で数を数えて、重量を測るシステムだ。連掛けがあったり素バリを引いたりで出入りの激しい釣りだけに、最終結果は数えてみるまで分からない。

全日本投げキス選手権決勝戦レポート 小島選手が初優勝!【石川県】各選手が観衆の前で計数(撮影:TSURINEWS関西編集部・松村)

結果、安定してキスを釣り上げ、中には連掛けも多かった小島選手が23尾(173g)を釣り上げて、小竹選手(20尾・150g)を押さえ、見事に初優勝を成し遂げた。3位には昨年の覇者・米田選手(16尾・194g)が入賞し、上位3人には来年の同大会へのシード権が与えられた。

全日本投げキス選手権決勝戦レポート 小島選手が初優勝!【石川県】見事上位入賞した3選手(撮影:TSURINEWS関西編集部・松村)

ちなみに4位には長澤選手(9尾・79g)、5位は知久馬選手(9尾・64g)、6位には森選手(5尾・27g)が入った。

小島選手のプロフィール

優勝の小島選手は、1968年生まれ。地元大磯で10歳の頃から釣りを始め、年間を通じて現在も大磯で四季の釣りを楽しむ。本格的にキス釣りを始めたのは35歳の頃で、現在も所属するチーム・三栄舎のメンバーに出会って、キス釣り競技の世界へ。過去、G杯には6回の出場経験を持ち、最高位は全国3位。

全日本投げキス選手権決勝戦レポート 小島選手が初優勝!【石川県】優勝が決まり祝福を受ける(撮影:TSURINEWS関西編集部・松村)

小島選手のコメント

優勝した小島選手に、優勝できた理由などを質問してみた。以下小島選手のコメント。

遠投でキスの居場所発見

予選から遠投で通し、7色(175m)から6色くらいでアタリが多かった事で、5色で回収。周りをしっかりと見て、近投で釣れているなら自分も近投に切りかえるつもりはしていたが、得意の遠投で、キスの居場所を見つけたので遠投での釣りに徹した。釣り方としては小刻みなストップ&ゴーの繰り返しで、アピールから食わせの間をしっかりと取るように心掛けた。

アタリがあれば止める

アタリがあれば、仕掛けが絡んでもいいので、そこで止めて追い食いを待ち、アタリがない、もしくは分からなければストップ&ゴーで5色まで引きずるなど工夫した。

小型キス対策

思ったよりもキスが小さかったので、最初はシロギスファイン3号を使用していたが、確実に食わせるためにさらに小さなワカサギ袖2.5号の仕掛けがあったので使ったみた。小さなキスに合わせてジャリメ(イシゴカイ)も、尻尾近くの細くて軟らかい部分を使った。

全日本投げキス選手権決勝戦レポート 小島選手が初優勝!【石川県】小島選手の仕掛け(撮影:TSURINEWS関西編集部・松村)

1投ごとの仕掛け交換

1投ごとに仕掛けをかえていたのは、古いエサを外して、交換するよりも新しい仕掛けに張り替えて、丁寧にエサを付けた方がいいと思ったから。とにかくエサ付けは丁寧に行ったのがよかった。

G杯はもちろん、キス競技の最高峰なので、優勝できて感無量。来年は自分の釣りに合えば結果は付いてくると思うので頑張ります。

<松村計吾/TSURINEWS関西編集部>

▼この釣り場について
高松北部海岸
所在地:石川県かほく市