9月2日、ウタセ五目開幕とのことで我慢できず、南知多町片名港の忠栄丸に予約を入れた。当日の午前3時30分ごろに駐車場へ到着すると、すでに車が止まっており、私と同じく開幕を待ちきれない人がいて一安心。猛暑続きでウタセエビの入荷を心配したが、やっと獲れだして開幕に間に合ったとのことだ。
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース中部版 APC・大橋浩)
ウタセ五目開幕
午前4時30分ごろ、受け付けを済ませて氷を受け取り、船に乗り込んで空いていた右舷ミヨシに釣り座を確保。忠栄丸で推奨の3本バリ仕掛けをセットしていると、次々と釣り人が乗り込んで、定刻の5時30分に7人の釣り人で出船した。
途中、ウタセ船からエビを仕入れて、午前6時40分ごろに神島沖の流し釣りポイントへ到着。天候は快晴で微風、波高0.5mのベストコンディション。ウタセエビが配られて、「エビは尾羽を切って尾掛けにして、水深24mで狙ってください」との合図があり一斉投入となった。
小ダイ登場で好スタート
大きめのエビを選んで3本バリに刺しての1投目、ラインがトモからミヨシへ少し速めに流れ、オモリ着底後にイトフケを取って少し持ち上げようとすると、初アタリで小ダイ20cm。今年のウタセ五目はいい年になりそうで、胴の間の人も同型を上げてニッコリだ。
2投目はカサゴ、3投目はベラだったが、潮止まりが近づきラインが真下へ向くようになるとアタリはなくなり、沈黙の時間がすぎていく。
速い潮流に苦戦
午前8時30分ごろ、潮が動きだすとポツリ、ポツリと小ダイが上がりだし、9時ごろには3連チャンで上がっていい感じになってきたが、そうはうまくいかないのも釣りで、ミヨシからトモへ上げ潮が川のように流れてオマツリ続出だ。
それでも、胴の間の半田市・竹内貴彦さんはサオをしならせて、絞り込むサオ先が水面下へ。これは大物だと、アシスタントがタモを持ってスタンバイだ。
「大マゴチ」と声をかけたが、「サメ」だとの小声で残念だったが、姿を見るまで大物とのやり取りが非常に楽しかったと、釣り師の一面を見させてもらった。
チダイやカワハギを拾い釣り
川のように潮が流れていたが、少しずつアタリが取りやすくなって、私に当日一番のアタリがあり、慎重にやり取りをして30cmのチダイを上げたが、真ん中のハリが切れていた。フグか!?
竹内さんは小ダイのダブル。その後も竹内さんは絶好調でカワハギ、カレイなど連続して上げ、私は午後12時30分の沖上がりまでポツポツと拾い釣りをした。
ウタセ五目の今後の展望
左舷側ではウマヅラハギ、ホウボウなどが上がっていた。今後はハマチ、カンパチ、イシダイ、クロダイ、サンバソウ、ヒラメなどが待っている。行くしかないでしょう、ウタセ五目釣りへ。
夜はチダイとカワハギの刺し身。妻が久しぶりにビールがうまかったと言っていた。次回は何が釣れるか楽しみだ。
<週刊つりニュース中部版 APC・大橋浩/TSURINEWS編>