本職の傍ら、カワハギやタチウオ、フグ、アナゴ釣りに勤しみ、研究し、釣り教室を開き、惜しみなくその攻略方法を伝授している林良一さん。新聞や雑誌では某社のフィールドテスターとしての活躍が主ですが、多彩な経験と鋭い理論から、独自の「RYO'S METHOD(リョウズメソッド)」を持ち、自身の釣り教室には、メーカーの垣根を超えて多くの釣り人が教えを求めて参加しています。
そして、釣った後の食に関しても、プロ並みのこだわりと経験をお持ち。釣り魚だけでなく、チャーシューやモツ煮込みなど酒の肴も自作し、日々探求。そんななか、家庭用真空パック機の「フードセーバー」をモニターとして使用しているとのことです。
釣果となれば、常にトップクラスの数を出している林良一さんは、その釣果である食材をどのように保存しているのでしょうか。多忙ななかで、このマシーンを本当に活用しているのか。その真実を伺ってきました。
林良一さんへの質問その1「前々から聞きたかったこと」
たくさん釣った魚で困ったことはありますか。
以前、東京湾のアナゴ釣りに傾注していたころ、シーズン中に多い時は週に4回ほど、少なくても2回は船に乗っていたものでした。
多い年では、シーズンに2000尾ものアナゴを釣り上げたことがあります。そんなとき、いくら半夜の釣りであっても、深夜に帰宅してから、保存処理をするのは一苦労。
活きているアナゴを船上でさばいてくれるのが東京湾の船宿さんのサービス。やはり鮮度を保ち、良い状態で食べたいものです。
ですから、帰宅後は日本酒を混ぜた水でアナゴを洗い、水分を切り、スーパーでフライなどを落ち帰る時のパックにきれいに並べ冷凍していましたが、60尾、70尾と釣れ盛った夜は、それはもう大変でした。
さばいた状態でビニール袋に入れてくれるのですが、アナゴの身だけでハンドボールほどの大きさの袋が2つあることもあったのです。
昼間は仕事、夜は釣り、深夜はアナゴの処理……。
そのころはかなり忙しい日々を送っていましたが、そんな十数年前、フードセーバーがあったら簡単に真空パックにすることができたことと思います。
真空ゆえ長期の冷凍保存が効くことと、おすそ分けしても体裁が非常にいいですよね。現在毎日のように使っているフードセーバー、そのころあったら、すごく活躍していたと思いますね。
林良一さんへの質問その2
今、フードセーバーを使っていて、使用感はいかがですか。
宣伝めいた言葉になっちゃうけど、かなり役立ってますね。不定形な魚の形でもぴったり、確実に真空パックできるから、安心して保存できます。
一番びっくりしたのが、出来栄え。
ラップで包んだだけでは「家庭の冷凍物」だったのが、このパックにした途端、売り物みたいに見えてきました。友人に渡すときにも、見栄えがいいですよ。
そして、ただビニール袋に入れて冷凍保存するよりも、鮮度はフレッシュ、味も落ちないと感じています。フードセーバーを使っている釣り友だちには、「秋に釣ったカワハギを正月に鍋にしたが、さばき立てと比べたわけではないが、遜色なく美味しく食べられた」と聞いています。
林良一さんへの質問その3
釣魚以外にも使われていますが、使い勝手はどうですか。
私は自分で釣った魚以外にも、酒の肴としての簡単な料理をするのですが、少々多く作っても手間が変わらないチャーシュー、モツ煮込みなどは、時化で釣りに行けない休日に作り、小分けしてフードセーバーで真空パックして冷凍しておけば、温めるだけでいつでも出来立ての味を楽しむことができます。
メーカーの説明では、機械で空気を抜いて真空にすることで、短時間でも味がしみるそうです(※)。
いろいろな食材で試していますが、確かにそれは実感しています。
林良一さんへの質問その4
釣魚で特に気になる水気。フードセーバーは水気の多い魚や食材でも大丈夫ですか?
そんな時は、袋の内幅に細く折りたたんだキッチンペーパーを、ヒートシールする部分よりも内側に、シール部分と平行に入れ込んでパックすれば大丈夫です。
吸引時にキッチンペーパーが水分を吸ってくれ、ヒートシールもしっかりとされますよ。
林良一さんへの質問その5
関係ないかもしれませんが、フードセーバーは、釣果に影響しますか?
釣りの道具ではないので関係ないですね(笑)。
でも、釣ったあとのことを考えておくのは、ともていいことだと思います。
釣りは、釣る前から釣ったあとまでのイメージが大事。
「たくさん釣っても処理しきれないし」と思って釣果をセーブしていた人は、これを機に、ガンガン釣ってみて、思う存分パックしてみたら、きっと新しい世界が見えるかも(笑)。
釣具店での販売も
年末年始を前に、とても気になる逸品。12月上旬より、上州屋の3店舗(新宿店、池袋店、草加ジャイアント店)にて販売開始予定とのこと。通販もよし、実物を見て買うもよし、クリスマスプレゼントにも最適かも!
林良一さんのフードセーバーに関するブログはこちら。
ぜひ、参考に、次の釣行などにお役立てください。
・釣った魚を新鮮パック!
・りょうのりょうり・チャーシュー(煮豚)
・りょうのりょうり・フィッシュチップス
・カッターが付いたフードセーバー
<週刊つりニュース関東版・編集部/TSURINEWS編>