梅雨明けした7月24日、メンバー3人に知人を加えた4人で、鹿児島県阿久根沖へアカイカをターゲットに夜釣りでのイカメタルへ出掛けた。今回は、火の浦港の遊漁船・金太郎を利用する。
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース西部版 APC・中尾文男)
上甑島周辺が当日のポイント
午後4時前、隈部さんの家に集合した私たちは、荷物を積みかえ彼のワゴン車で出発。
途中、彼の知人である上村さんを乗せて南下すること2時間、船長はすでに来ておりあいさつをしながら荷物を積み込む。
水深や仕掛け、ポイントなどの情報を確認し、ほかの乗船者が来るのを待った。
やがて2人の乗船者が到着し、総勢8人で予定より10分早く出船。穏やかな海を40分くらい走ると、西の空には鮮やかな夕焼けが見受けられ、船の前方には甑島の島々が見えてきた。
さらに10分ほど走りエンジンがスローに、船長はアンカーを下ろす準備にかかった。
どうやら上甑島周辺がポイントのようだ。隈部さんと上村さんがミヨシ、私と坂田さんがトモで釣座が決まり、それぞれ分かれて釣ることになった。
順調にアカイカをキャッチ
船長がキャビンへ入ると集魚用のLEDが一斉に点灯、同時に用意の済んだ私は即座に仕掛けを入れる。水深は72m、最初はセオリー通り底近くを攻める。10分後、ミヨシの釣り人が小型のアカイカをゲット。続いて隈部さんにもヒット。徐々にあちらこちらで声が上がり騒々しくなってきた。
30分ほど経過したころ、ようやくヒットしたが胴長20cmほどの小型だった。これを機に坂田さんにもアタリが続き、時にはダブルでアタることもあり順調に釣果を伸ばしていたが、日付が変わるころから海上が賑やかになってきた。
フグに大苦戦
シイラ、サバフグ、サヨリ、ウミヘビなどに1mほどのハンマーヘッドシャークの姿が確認できるようになった。と、同時に上部のスッテが切られるようになったため、スッテのハリスを8号に変更したところ、今度は下部のメタルスッテを噛み切るようになった。
手持ちのメタルスッテは全部ロストしたが、これまでで40尾は確保しているので、その後はエギングのエギで挑戦してみたが釣果は上がらずサオをたたんだ。
坂田さんも手持ちのメタルスッテをやられ、胴突き仕掛けで臨んだが、これも釣果は伸びず休憩に移行。
当日の釣果は100尾近くの人も
ミヨシの2人もすでにやめていたが、上村さんは100尾近い数をゲットしており私たちの中では断トツだった。去年のリベンジができたことで良しとし、午前5時に帰路についた。
今後、照り込みが続けばさらなる釣果が望めるという船長の話だった。詳細についてはホームページ、もしくは船長携帯まで。
<週刊つりニュース西部版 APC・中尾文男/TSURINEWS編>