釣りには車が必要だと思っている人が多いと思うが、車がなくても電車釣行という手がある。駅から近い場所にある釣り場はたくさんあり、ルアーのライトゲームであれば荷物が少ないので、手軽に楽しめる。今回はそんな電車で行ける好釣り場として、兵庫・垂水のアジュール舞子を紹介したい。
(アイキャッチ画像提供:WEBライター・原田誠司)
電車釣行可能な『アジュール舞子』
兵庫・アジュール舞子はJR・舞子駅または山陽電車・舞子公園駅から南にすぐの場所にある釣り場で、足場も良好。明石海峡大橋が間近に見えロケーションは最高だ。終電まで粘るのもよし、夜に出かけて始発まで釣りを楽しむ方法もある。釣行の際は終電の時間と始発の時間をよくチェックしておくことが必要。
そして時間だけでなく快速(または特急)なのか普通なのかも調べておこう。終電は普通しかなく、快速(または特急)で帰る場合はそれより早い時間が最終になるからだ。
例えばJR・舞子駅の大阪方面の終電は夜中の0:10だが、快速の最終は22:43分である(8月14日現在)。
アジングタックルがあればいろいろ狙える
この場所に釣行するならアジングタックルを持って行くのがお勧め。これから面白くなってくるアジ以外にメバルもまだ釣れているし、今後はケンサキイカやアオリイカの釣果も上向いてくる。
どれもアジングタックルがあれば楽しむことができるターゲットだ。ジグヘッドとワーム以外に小型のエギも持って釣行すればいろいろ狙えるだろう。冬になればメバルが本格化する。
明石海峡に位置するため潮通しはたいへんよく大潮の時などは激流になるので、潮の流れが小さめの時に釣行すれば釣りがしやすいだろう。
潮が速い時は東西のワンドへ
潮が大きく動く時は軽いルアーやエギなどはすぐに流されてしまって釣りにくい。そんな時は明石大橋の東側にワンド状にへこんだ場所があるので、そこで釣りをすれば速い潮流をまともに受けずにすむ。
また、この釣り場の西側のへこんだ場所もワンド状の場所ほどではないが流れの影響を受けにくいので、こちらもお勧め。ただし、この西側は北西風が強い時は波が高くて釣り自体が厳しいこともあるので注意が必要だ。他に速い潮流対策としてはラインを細くするという手もある。
リリース時の注意点
私は電車釣行の際はクーラーを持たずできるだけ身軽に楽しんでいるが、フィッシュキャッチャー必ず持っていくようにしている。
中には、歯の鋭い魚、アゴの力が強い魚、ヒレの鋭い魚なども釣れてくる。ルアーを外す際にケガをしないためにもィッシュキャッチャーで魚の口をつかみ、プライヤーでフックを外すことをオススメする。
またキャッチ&リリースの場合、できるだけ魚へダメージを与えないためにも有効だ。というのも人間の体温は魚にとってはやけどをするほどの高温だからだ。
これから季節が進めば釣り物が豊富になり海の中が賑やかになってくる。どんどん釣りに出かけて楽しい思い出を作っていただきたい。
<原田誠司/TSURINEWS・WEBライター>
アジュール舞子