7月28日(日)は、前週の例会で思うように釣れなかった、千葉の南房総市にある三島海岸へリベンジ釣行。起伏のある地形に翻弄されるも、本命シロギスの他青物もヒット。
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース関東版 熊谷加寿恵)
三島海岸で投げキス釣り
週末、中部地方に大雨をもたらした台風が低気圧になって、関東を通過する予報で少し不安。雨や風が心配だったので、自宅をゆっくり出発。意外にも雨は降らず、風は予想以上に弱い。外房路から見える海はいつもの様子だったので驚いてしまった。
途中、休憩した鴨川も思った以上に波はなく、ここでやろうか迷う。「しかし、きょうはリベンジしてスッキリすることが目的」と、自分に言い聞かせて、当初の目的地、三島海岸へ向かう。
起伏探してランガン
三島には13時前に到着。前回狙えなかった海岸の左側の浜へ出る。外房特有の波はあるが、ウネリはなく、釣りに支障はない。
支度を済ませ、同30分ごろ第1投を4色付近へ投入。じっくり海底を探ると、例年なら各所に見られる深みがなく、のっぺりしている。いくつか起伏のある海底なので、深みにたまるキスは狙えず、起伏を回遊してくる魚を狙う釣り方しかない感じ。数投してアタリがなければ移動する忙しい釣りで、回遊する有望な起伏を探すことにする。
アタリあるも続かず
河口付近から開始したが、見た目にはよさそうだったポイントは気配が感じられない。釣り座を左へ移動して、根掛かり地点の近くまできた。3色付近の起伏で、しばらく待ち気味にしていると、ブルンブルンと明らかにキスとわかるアタリで18cmが初ヒット。
「やっとポイントを見つけた」と思い、次を期待して狙い続けたが、魚がフグと入れ替わってしまう。本命のアタリが途絶えてしまったので、次の回遊を期待しながら我慢して狙い続ける。
回収中にワカシがヒット
河口付近からあまり移動せずに狙っていた夫の様子を見ると、怪しい動きをしている。「もしや?」と思い、行って見るとポツポツとキスを釣り上げている。近くで3.5色付近を探るとアタリがあり、やっと2尾目。このあと、ここが有望ポイントに変わったようで、3~3.5色付近の起伏で辛抱強く待ち釣りするとアタる。
青物が回っているようで、夫が「オーッ」と言いながら波口で横走りさせながら30cmワカシを釣り上げる。「どんなアタリ?」と聞くと「キスのアタリがないので仕掛け回収のスピートを速くしたら手前の波のなかで、ガツンときた」という。私もまねをしたが釣れなかった。
当日の最終釣果は2人で15尾
15時半をすぎると潮が変わったようで、今まで掛からなかったゴミが絡むようになり釣りづらくなる。本命の回遊に期待して我慢しながら16時まで粘って納竿した。
釣果は2時間半で15~21cm6尾、夫は9尾。前週の4時間強で夫婦合計15尾の釣果を何とか上回ったので、リベンジ達成して帰路に就いた。
二週、この海岸に通って感じたことは、キスが回遊するような起伏はあるが、たまる海底の凹凸が極端に減っている点。これは三島に限らず外房全体に言える傾向のようで、深みがないので有望な起伏をいち早く見つける「キスは足で釣れ」釣法が、房総での好釣果のコツになりそうだ。
<週刊つりニュース関東版 熊谷加寿恵/TSURINEWS編>
三島海岸