最近は都心部に水族館や、大型のアクアリウムが設置されていることも珍しくない。フツーのみなさんはそれらに出会うと「わぁー」っとただ素直に感激するかもしれないし、お疲れの人ならそれに癒されることがあるかもしれない。ただ、釣り人は反応がちょっと違う見みたいだ。今回はそんな釣り人あるある?をご紹介。
(アイキャッチ画像撮影:週刊つりニュース関東版 編集部)
そもそも釣り人の特性とは
まず、初めに釣り人を定義しておきたいが、釣り人とは総じて水を見ると人が変わってしまう人種だということ。例えそれがどんな些細な小川やドブ川であっても、ふと、魚がいそうな川や池、堤防を見つけると、鼻をついヒクヒクさせてしまう。普段は穏やかなのに、竿を握ると人が変わってしまうなんて言われる人も少なくない。
一般人(ここでは釣りをしない人の意)は普通、水族館に行けば、日頃見ない変わった魚や大きな魚を見て感動を覚えるはず。しかし釣り人視点は少し違う。今回は、そんなちょっと変わった釣り人からみた水族館の楽しみ方を紹介したい。
1.サイズが気になる
そんな釣り人が、水族館や水槽を見たときに、そこに泳ぐ魚を見たときになによりも気になるのがサイズ感。多くの釣り人が、もっと大型(大物)を釣りたいと考えて、日々竿を出していることが多い。だからこそ、自分が好きな釣り物の魚を前にすると、つい何cm(何kg)くらいの魚か気になってしまう人が多い。
手を添わせて、「尺超えだな〜」とつぶやいている人がいたら、それは釣り人で間違いないだろう。
さらにはそのお目当ての大物はどんな風に泳ぎ、小型の魚とどう違うのか観察したりする人もいる。端から見れば、それはさながら学者なみの観察かも?
2.捕食シーンに興味津々
次に気になるのが、その魚はどうやって捕食するのか、そのアクションが気になる場合がある。
釣り人にとって魚をどうくわせるのかは目下研究対象だ。常日頃、陸(おか)から水中をイメージして仕掛けないしルアーを投入している。例えば、潮目にぷかぷか漂うオキアミを演出したり、岸壁をつつく小魚を演出したりと常にイメージを巡らせている。すべて一匹でも多くの魚を食わせたいがために。
普段は水中でのやり取りなので、当然バイト(食った)瞬間は水中での出来事なので見ることはできない。しかし、水族館なんかでは水中エサやりショーなんかが行われるので、釣り人はつい気になってしまう。
『ああ、この魚はこんな風に捕食するのか。であればこの食い方を意識してエサを投入したら、あるいはルアーを動かせば…..』
水族館のエサやり中はもはや頭の中は次回の釣行の予習の場そのものだ。
3.キャストを想定してしまう
天井もオープンな水槽展示(巨大なジオラマみたいになっている)の場合、岩陰や障害物回りなど、魚が居着きそうな場所や、キャストで狙えそうな場所をつい考えてしまう。
『あそこに隠れている魚を狙うには、あそこに落としたら一発だろな』などもはや釣り上げることしか頭にない。ただ見える魚はなかなか釣れないものなので、あくまで妄想の範疇だが。
何が釣れるか気になる
番外編として。水族館は海の近くにあることも。その外に出て、ふと釣り人の姿を見かけることがある。すると釣り人はこう思う、『彼はいったい何が釣っている(釣れている)のだろうか?』と。
ちなみに個人的なケースだが、ボートレース競艇場に行くと、コースの外側に目をやると、ふとこの辺では何が釣れるのが気になることがある。
『カサゴ?メバル?ああ~、竿持ってくりゃ良かったかな~』など、他の釣り人が釣れていたら尚更思ってしまう。
いつも釣りのことで頭がいっぱい
つまり、釣り人はいつも釣りのことで頭がいっぱいなのだ。
街中でふと出会う水辺や魚に、つい釣りを連想してしまい、さて週末にはどこへ釣行しようかと、ひとりでほくそ笑んでいるのである。
もしそんな愛すべき釣り人をみつけたら、どうか暖かい目で見守ってあげて欲しい。
おしまい。
<高崎/TSURINEWS・関東編集部>