7月28日、現在ピークの明石ダコを釣りに、早朝の兵庫・二見港を出船。当日は兵庫・加古川にあるつり具山陽主催のタコ釣り女子会で、30人乗りの大型船の左舷を、ほぼ女子でチャーターしての釣行。なかなか渋い日で入れ乗りとはならなかったが、好きなタコ釣りを楽しむことができた。
(アイキャッチ画像提供:WEBライター・二杉あゆみ)
開始直後は潮速く苦戦
この日お世話になったのは二見港の西海ソルトウオーター。西海丸のエサ船の方も満員、沢山の車と人が夜明け前の二見港に集まっていた。事務所で会計を済ませて、待ち合わせた徳島からの友人・加地さんと松田さん、真理子さんと落ち合った。
点呼を取り午前5時前出船。まずはやや沖のポイントから始める。私のタックルはロッドがタコ専用ザオのゴクエボ・タコスペック165、リールはジギング用1500HG、PE2号、リーダー50lb。ルアーは蛸墨族、オモリは40号で統一。いつも遠くから眺めていた満員の船、肩が当たるか当たらないかの釣り幅でのタコ釣りは初めて。私は左舷の真ん中寄り、左右には友人たち。
オマツリを気にしながら、やや沖にエギを投げて誘う。まだ少し潮が速いよう。早速船中でオマツリ多発。この距離感では仕方なく、いかにマツらずに誘うかがキモ。入れ乗りを予想していたのでネットを2つ持参したが、なんとなく渋い予感。
頭こぶし大がポツポツ
開始からしばらくしてやっとヒット。加地さん、真理子さんもタコをキャッチ。小型の頭がこぶしくらいが船中ポツポツと上がる。明るくなっていく空、釣りながら潮の色を見ていると、濁っているようでゴミも多い。梅雨明け直後だけあり、雨水が入っている様子だ。タコ釣りに濁りは大敵だ。
隣の加地さんはさすがで、ヒット多発。だがバラシも多いとのこと。私にもヒットしたかと思うと抜けてしまうアタリばかりで、数が伸びない。とにかく、次の1匹釣るのが大変!
激しく動かしても反応悪く、フワフワさせてステイ、これが一番アタッている様子。想像していた、「入れ乗りで忙しくて…」、という状況とは程遠いようだ。
2kg超のダブルヒットも!
そんななか、トモのミキさんは一人ポンポンと釣り上げていた。タコ釣りは得意不得意があり、乗り悪い時ほど大きく差が出る。もちろん私は、不得意(笑)。でも好きな釣りなのだ。タコ名人の真理子さんも渋さにさすがに飽きてしまい、サオを置くこともしばしば。だがサオを出すと釣っている。
朝はパタパタとラッシュがあったが、それからが試練の時間となった。かなえさんは3本付けで黙々と釣り上げ、なんと2.5kgのモンスタータコをゲット!隣の女子も2kgオーバーを同時に釣るなどのミラクルも展開された。
多い人は30匹前後の釣果に
昼前に浅場に移動、二見港に近い10mを切るポイントを最後に流す。ここで私の今日イチサイズを掛けたが、回収中にブチッと身切れしてしまった。結局、数匹は追加できたが、釣果は地味なものとなった。全体でも多い人で30匹前後。この日はかなり渋い釣果だった。
誰でも入れ乗りという時期はいよいよ終わりのようたが、8月いっぱいはまだまだ狙える。船も少なくなり、みなタチウオに行き始めるので逆に狙い目だ。11月ごろは秋タコもよく釣れ、大型が多いので楽しみだ。
<二杉あゆみ/TSURINEWS・WEBライター>