水温上がればテナガエビシーズン!2時間ほどで15尾【福岡県・泉川】

水温上がればテナガエビシーズン!2時間ほどで15尾【福岡県・泉川】

九州北部が観測史上最も遅い梅雨入りを迎えたタイミングで、「梅雨入り」と聞いて思い出したかのように釣具を引っ張り出しテナガエビ釣行へ出かけた。

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(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース西部版 APC・小関孝夫)

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泉川でテナガエビを狙う

狙いはテナガエビ。水温が上がる時期からが好機を迎えるターゲットだ。

糸島半島では博多湾に流れ込む瑞梅寺川、加布里湾に流れ込む泉川と2つの代表的な河川がありどちらでもテナガエビが狙える。今シーズン初の釣行で、自宅から近い泉川に出かけた。

釣り場は加布里の弁天橋から1~2km上流のエリアで、数か所探りながら移動し釣況を確認する。このエリアでのテナガエビ釣りは干満の影響を受けるため、釣行する際は潮時表を確認して満潮前後がおすすめ。

また、潮が引いているときに釣り場を確認し、テナガエビが生息していそうなポイントを事前にチェックしておこう。

水温上がればテナガエビシーズン!2時間ほどで15尾【福岡県・泉川】釣り場周辺略図(作図:週刊つりニュース西部版 編集部)

テナガエビの仕掛けとエサ

当日は小潮で満潮は午後4時過ぎ、午後1時過ぎに出かけ釣り場に到着したが、流れが上流下流へと不安定のため周囲の釣り場を観察し、のんびり仕掛けをセットする。

泉川で使用するサオは3.6~4.5mの渓流ザオやハヤ用のノベザオ。ミチイト0.6号、ウキは遊動式発泡シモリ玉2号を2~3個、ガン玉3B~4B、自動ハリス止め。テナガエビ用のハリにエサはキス釣りなどの岩デコとアミ漬けむきエビを用意した。

水温上がればテナガエビシーズン!2時間ほどで15尾【福岡県・泉川】タックル例(作図:週刊つりニュース西部版 APC・小関孝夫)

エサをハサミで米粒の半分ほどの大きさにカットし、ハリの先にチョン掛けする。本当にこんな小さなエサを、テナガエビが見つけることができるのかと疑問に思うかもしれないが、テナガエビは問題なくエサを見つけ、素早く捕食することができるから不思議だ。

水温上がればテナガエビシーズン!2時間ほどで15尾【福岡県・泉川】テナガエビのエサ(提供:週刊つりニュース西部版 APC・小関孝夫)

遊動シモリ玉がおすすめ

エサを付けた仕掛けが川底に着いたときに、ウキとなるシモリ玉が水面下5cmほどの位置を漂うようにウキ下をセットする。潮位が刻々と変化する河口周辺でのテナガエビ釣りでは、ウキ下が容易に調整できる遊動シモリ玉が便利だ。

水温上がればテナガエビシーズン!2時間ほどで15尾【福岡県・泉川】釣り方例(作図:週刊つりニュース西部版 APC・小関孝夫)

テナガエビが好んで生息しているのはテトラや石組み、水門付近の深みや水草の日陰など変化のある場所。狙ったポイントに仕掛けを入れたあとは、のんびりウキの変化を見ながらアタリを待つ。

私が、テナガエビ釣りが好きな理由は、景色を楽しみながらゆっくりと時間をすごすことができるからでもある。特に泉川下流域は7月上旬にハマボウの黄色い花が咲き、野鳥や多くの生物を見ながら釣りイトを垂れることができる。

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