世界遺産に登録されていて日本のシンボルとも言える富士山。その麓には、ヘラ釣りができる湖がいくつもある。そのなかで、陸釣りが楽しめる湖とポイントを紹介。涼風のなか富士山を見ながらヘラ釣りを楽しんじゃおう。
(アイキャッチ画像撮影:週刊つりニュース関東版 編集部・湯浅)
1.山中湖
観光地としては定番で、釣りではブラックバスやワカサギのドーム船が有名。あまりヘラ釣りのイメージは湧かないかもしれないが、乗っ込みの時期は大型が釣れること一部のファンが通っている。
ポイントは平野地区で、水深が浅く岸際にアシがあるハタキ場になっている平野ワンドに入ってくるヘラを狙う。ハタキ態勢に入っていればワンド内、それを待機しているヘラを狙うなら、大堀川吐き出しやきらら前などがいい。いずれも、モジリなどを参考に入釣場所を決める。
2.西湖
富士五湖のなかで4番目の大きさの湖ながら、最深部は70m以上と2番目に深さを誇る。舟釣りではヘラ釣りだけでなく、美味なヒメマス釣り(例年、釣期は10月1日~12月31日と3月20日~5月31日)が人気。
陸からヘラが狙えるポイント結構あるが、富士山のビュースポットしてお勧めなのが根場地区。とくに根場浜から見える富士山は、西湖のなかでは一番と言われている。ヘラ釣り場のポイントとしてのポテンシャルも高く、釣れるのはいかつい魚体をした良型が中心。日並みがよければ40~50枚と数釣りが楽しめる。
3.田貫湖
富士五胡ではないが、ここも富士山の絶景ポイント。ダイヤモンド富士が見られる場所として有名で、それが見られる4月20日ごろと8月20日ごろは、夜明け前から多くのカメラマンが集まってくる。
釣りはヘラがメインで陸釣りオンリー。桜並木やへの字をはじめ、メインポイントは富士山が見られる場所が多い。
ただし、エン堤は富士山を背に受けるようになるので見ることができない。定期放流の成果で魚影は濃く、冬場を除いて安定した釣果が望める。
田貫湖
★その他
河口湖も富士山を眼前に竿を振れる。ヘラ釣りは乗っ込み期が前提で、透明度が高く浅い場所での釣りとなるため、富士山がきれいに見えるような日は、よほど濁りが入っているとき以外は期待できない。
精進湖も他手合浜からみえる富士山は有名で、多くのカメラマンが訪れる。ただし、こちらは舟釣りがメインとなる。
精進湖
<湯浅/TSURINEWS・関東 関西 デジタル編集部>