ボートワカサギ釣りで良型77尾 実は夏も好機!【神奈川・芦ノ湖】

ボートワカサギ釣りで良型77尾 実は夏も好機!【神奈川・芦ノ湖】

観光地、また温泉地として有名な神奈川県西部にある箱根。この中央に位置するのが、山上湖の芦ノ湖だ。春はトラウト、夏はブラックバスの釣り人で賑わう人気の釣り場でもある。ここには、もう一つの人気ターゲットがいる。ワカサギだ。冬の風物詩と思われがちだが、本来は周年釣れる。同湖の夏ワカサギは、知る人ぞ知る釣りのターゲットで、早い年では6月下旬から釣れ始める。

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(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース関東版 APC・藤崎信也)

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淡水の釣り ワカサギ釣り

芦ノ湖でワカサギ釣り

「今年も釣れ始めた」との情報を得て、7月10日(水)、朝の2時間だけ竿を出した。梅雨の中休みの晴れの日で、朝の気温は14.5度。水況は、水温20.5度で満水、濁りはなし。ポイントは水深12m、桟橋から、わずか100mの距離。

ボートワカサギ釣りで良型77尾 実は夏も好機!【神奈川・芦ノ湖】ボート店沖100mがポイント(提供:週刊つりニュース関東版 APC・藤崎信也)

当日のタックル

6時過ぎにアンカリング。タックルは、自作の60cm軟調ロッドに小型スピニングリール。仕掛けは袖1.5号7本バリ。

エサは赤虫を用意したが、芦ノ湖のこの時期は空バリが基本。

ボートワカサギ釣りで良型77尾 実は夏も好機!【神奈川・芦ノ湖】タックル例(作図:週刊つりニュース関東版 APC・藤崎信也)

当日の釣果は

仕掛けをセットして底まで下ろし、誘いを入れるとすぐにアタリ。竿先にピクピクというのが普通のアタリだが、一気に穂先が水面に突き刺さる。

引き上げると、10cm級が2尾付いていた。群れが小さいようで釣れ続くことはないが、回ってくるとバタバタと釣れる釣況。

魚探を見ながらこまかく移動して8時半に納竿。

釣果は、8~10.5cm77尾。すべて空バリでの釣果だった。総重量が440gあり、平均サイズは5.7gと、長さのわりにメタボな個体。

ワカサギ釣りの近況

ワカサギ釣りで電動リールを使用する人は多いと思うが、このサイズが鈴なりに釣れるようになれば、手巻きのタックルをお勧めする。

また、エンジン舟で遠出して水深20~25mを釣った人の話では、「群れの移動が速く、釣れてくるサイズは3~4cmの小型ばかりだった」とのこと。

今は、浅場で2歳魚、深場は当歳魚のようだ。箱根湾では魚探、エンジン舟で1時間24尾、元箱根湾では釣果情報なしの報告もある。

7月10日現在で、アンカリングで釣果が出るのは湖尻だけのようだ。それでも、芦ノ湖の夏ワカサギがスタートしたのは間違いない。

<週刊つりニュース関東版 APC・藤崎信也/TSURINEWS編>

▼この釣り場について

芦之湖漁業協同組合

この記事は『週刊つりニュース版』2019年7月26日号に掲載された記事を再編集したものになります。