渓流ルアーで26cm大型アマゴ シンキングミノーにヒット【芦廼瀬川】

渓流ルアーで26cm大型アマゴ シンキングミノーにヒット【芦廼瀬川】

ジメジメと梅雨らしい日々が続いていた、7月13日、久しぶりに奈良・十津川村の渓流へ出掛ける事にした。狙いは夏を迎えてますます元気な良型アマゴだ。

(アイキャッチ画像提供:WEBライター・奈良鱒兵衛)

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淡水の釣り 渓流釣り

昆虫採集も夏渓流釣行の魅力?

自宅を深夜に出発し、まずは奈良・五條市へ向かうが、長年山道を通い続けると、カブト虫やクワガタ虫の集まる樹液が出るクヌギの木の場所もいくつか見つけてある。

今回の釣行でも十津川村までの道のりで、少し様子を見ながら向かうが、今年も数多くのカブト虫やクワガタ虫を見つけ、少しお土産にした。すごく夏を感じられる時間を楽しみながら、十津川村へ向かった。

渓流ルアーで26cm大型アマゴ シンキングミノーにヒット【芦廼瀬川】途中で見つけたカブト虫(提供:WEBライター・奈良鱒兵衛)

当日は芦廼瀬川へ

ゆっくりと寄り道をしながらも、今回入川する予定の芦廼瀬(あしのせ)川沿いの道に入ったのは午前4時過ぎ。しばらく上流へ走り、お気に入りのポイントから釣り上がる事にした。

渓流ルアーで26cm大型アマゴ シンキングミノーにヒット【芦廼瀬川】芦廼瀬川の風景(提供:WEBライター・奈良鱒兵衛)

簡単に朝食を済ませ、ウェーダーに着がえてタックルの準備をする。

今回のタックルはトラウト用ロッド6ftに、ナイロンラインの4lbを巻いた1000番のスピニングリールをセット。最初に選んだルアーはシンキングミノー5cm。カラーは視認性の高いピンクヤマメをチョイス。

渓流ルアーで26cm大型アマゴ シンキングミノーにヒット【芦廼瀬川】当日のタックル(作図:WEBライター・奈良鱒兵衛)

早々に26cmアマゴ登場!

川原へ降りたのは5時前。曇り空で今にも雨が降りそうな感じだ。川の様子も梅雨と言うことで少し水位が高いが、水質はやや笹濁り程度でよさそうな感じだ。

渓流ルアーで26cm大型アマゴ シンキングミノーにヒット【芦廼瀬川】いい感じの流れだ(提供:WEBライター・奈良鱒兵衛)

まずは膝ぐらいまで川の中に入り、対岸に渡るのにルアーを先に通しながら様子を見ると、二投目にかなり大きな魚影のチェイスが見え、足元でピックアップ寸前にヒットした。少し緩めにしていたドラグだが、ジーっと悲鳴を上げてラインが出ていく。

少しドラグを締めて下流の落ち込みに持っていかれないよう慎重に手繰り寄せ、無事に手にしたのは26cmの渋いアマゴだ。このクラスを手にしたのは久ぶりだと思うが、しばらくドキドキが止まらない。

渓流ルアーで26cm大型アマゴ シンキングミノーにヒット【芦廼瀬川】朝イチにヒットした良型アマゴ(提供:WEBライター・奈良鱒兵衛)

今回の釣行はアマゴとのやり取りを楽しむだけなので、弱らない内に写真を撮り、感謝をしてリリースした。こうなればさらに欲が出て、尺物が上がれば…と期待を込めて釣り上がる事にした。

水位が高くなっている影響で、流れが少し速いので、ルアーを通す位置などをいろいろ探っていると、流芯を外して流れが緩くなっている筋を通した時に、水中でギラリと光ってヒット。

手にしたのは15cmのきれいなアマゴだ。なかなか順調だが、少し水位が高いせいで釣り上がるのが難しく、いつもならジャブジャブ行ける場所も、慎重に渡ったり高巻きしたりと困難だ。

大きな淵でアマゴ25cm

小まめに休憩も入れながら釣り上がっていくと、少し大きな淵でアタリがありヒット。

朝一番ほどではないが、ラインが出るほどの強い引きを楽しませてくれたのは、25cmのいいサイズのアマゴだ。

「本当に今日は尺アマゴに出あえるかも…」とさらに期待を込めて釣り上がる。梅雨空ではあるが、少し霧のかかった景色がとても素晴らしく、本当に癒される思いだ。しばらくは20cmまでのきれいなアマゴがポツポツと出るなどいい感じ。

しかし、いつもと少し違うのが、この日は上流へ上がれば上がるほど反応がなくなるような感じで、しばらく釣れない時間もあり、10時頃に17cmのきれいなアマゴ手にしたのを最後に、川から上がり帰る事にした。

次回は尺アマゴも!

釣果はアマゴ26cm&25cmを含む7尾。尺物はさすがに出なかったものの本当に楽しめた。

今後は梅雨があければ本格的な夏の渓流となるが、水の冷たい支流の谷などもいいポイントになるので、谷筋を歩くのも楽しみだ。

<奈良鱒兵衛/TSURINEWS・WEBライター>

▼この釣り場について
十津川村漁協