ヘラブナ釣り初心者入門 底釣りで管理池攻略!(第3回)

ヘラブナ釣り初心者入門 底釣りで管理池攻略!(第3回)

今回は「手軽に楽しめる管理池!」底釣り編を解説したい。ヘラブナ釣りの中では基本の釣りと言われる底釣りだが、宙釣りしかしたことがない方や「してみたいけど難しそう。イマイチわからないままやっている。」そんな初心者も経験者も、底の取り方からセッティングまで解りやすくまとめてみたので、ぜひこの記事を見て、チャレンジしていただければ幸いだ。

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土屋 ナオト

4歳の時に祖父に連れられ近くの池で鯉釣りをしたのがきっかけで釣りが好きになり、その頃から毎週の様に釣りに連れられ、小学1年の時にへらぶな釣りの釣り人がカッコ良く見え、地元の池のおじさん達に教えてもらいへらぶな釣りに没頭し始める。今は管理池から野釣りの大型狙いまで詩季織々の釣りを楽しんでいる。今後の目標は『へらぶな釣りの楽しさを伝えていける釣り人になる』

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淡水の釣り ヘラブナ釣り

底釣りの基本的なタックル

サオは、硬めのサオがエサ切りをしたり、アワセ遅れがないためオススメだ。

ウキは活性によるが、この時期なら水深約2mならボディ8cm。以降1m深くなるごとに2cmずつ大きくする。パイプトップのウキが使いやすい。

ラインはミチイト0.8号、ハリス0.4号を基準に使用する。ハリスの長さは上35cm下45cmからスタートする。

ハリは重めのハリで5号を基準に、活性に合わせて前後のサイズを使用する。

ヘラブナ釣り初心者入門 底釣りで管理池攻略!(第3回)管理池の釣り風景(提供:WEBライター土屋直人)

エサは、この時期はダンゴを使用する。オススメはダンゴの底釣り冬100cc+ペレ道100cc+水80ccでかき混ぜて数分放置し、20回ほど押し練りして使用。エサの大きさは小指の爪ほど。

基本的な釣り方

①まずはしっかりとエサが持っているか確認する。両ダンゴならパイプトップで5cmほど沈む程度。ハリスをはわせていてもオモリからエサは張りが出るのでウキになじみは出る。エサ付けは小指の爪ほど。

②ウキのトップが沈むまでに動かず、一呼吸待っても動きが出ない場合は早めにエサ打ちを繰り返す。

③一節入るような小さいがしっかりしたアタリをアワせていく。底に着くまでのアタリや大きいアタリは無視する。エサ落ちメモリ付近まで返してからのアタリがヒット率は高い。

ヘラブナ釣り初心者入門 底釣りで管理池攻略!(第3回)心地いいヘラの引き(提供:WEBライター土屋直人)

アタリがあるのに釣れない

・アタリを見極める。エサ落ちメモリ付近まで返してからのしっかりしたアタリをアワせる。

・エサに手水を打ち、少し軟らかくする。

・ハリをサイズアップする。

・ズラシ幅を大きくし、エサを安定させる。

アタリがない

・エサを角ばらせて付ける。

・エサ打ちペースを上げる。

・ハリスを長くする。

・ハリをサイズダウンさせる。

気を付けなければいけないこと

・必要以上に寄せると釣りづらいので、あまり大きいエサは付けない。

・サワリとイトズレアタリ(ヘラの体がイトに当たる)を見極めよう。

・最初のエサを打った時より、深くトップがなじむ場合は底が掘れている場合もあるため、測り直そう。

・しっかりとなじみが出ているか確認しよう(エサが持っているかの確認)。

ヘラブナ釣り初心者入門 底釣りで管理池攻略!(第3回)きれいなヘラブナ(提供:WEBライター土屋直人)

以上が底釣りの基本的な知識だ。関西において平日や厳寒期は、通常の管理池より底釣り池の方が釣り人が多いほど人気のある釣り方だ。また、楽しむ釣りとはいいつつもトーナメントや例会でも勝てる場面もある。私もヘラブナ釣りは底釣りから始めて、今でも底釣りは大好きな釣りだ。

ヘラブナ釣りを楽しむには欠かせないほど魅力がいっぱいの底釣り。皆さんもぜひ、この機会に底釣りにチャレンジしてほしい。きっと、痺れるウキの動きに病み付きになること間違いなしだ。

<土屋直人/TSURINEWS・WEBライター>