波止フカセ釣りで狙う梅雨グレ 28cm頭にツ抜け【兵庫・垂水一文字】

波止フカセ釣りで狙う梅雨グレ 28cm頭にツ抜け【兵庫・垂水一文字】

6月に入り本格的な梅雨グレシーズンの到来となった。梅雨グレと言えば磯釣りのイメージがあるが、大阪湾の波止からでもこれからの時期はフカセ釣りでグレが狙え、そのゲーム性の高さと強烈な引きの虜になっている釣り人は多い。

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垂水一文字の概要

6月9日、兵庫県の明石海峡大橋のすぐ近くに位置する垂水一文字にグレを狙って、会友の枋谷(トチタニ)氏と川元氏と釣行した。

垂水一文字は垂水漁港のすぐ前に位置する全長1kmほどの一文字で、沖向きはほとんどがテトラ帯となっている。グレをはじめチヌや根魚などの魚影が濃く、潮通しも良いので青物なども多く、様々なターゲットがあるので一年中釣り人の多い釣り場である。

内向きは足場が良くファミリーにもおすすめである。また、潮周りが大きい日には海面がざわつくほどの激流が流れることもあり、それによるヨレや引かれ潮などを狙った本流釣りも体感でき、トーナメンターなどもグレ釣りの練習でよく通う釣り場だ。

波止フカセ釣りで狙う梅雨グレ 28cm頭にツ抜け【兵庫・垂水一文字】垂水一文字

沖向きテトラ帯で釣る

実際、今シーズンも40cmのグレも上がっている。そんな夢のある垂水一文字に渡しているのが船長丸渡船。6時の一番船に乗ると、船は満員の釣り人を乗せ出発。わずか2分ほどで一文字に到着。我々は東の船着きで降り、沖向きのテトラ帯に釣り座を構えた。

まきエサはV9徳用をパン粉と混ぜ合わせたもの。さしエサはスーパーハードSサイズと生のSサイズを用意した。

グレは高活性

早速、テトラ際にまきエサをまくとスズメダイが現れ、その下にちらほら小型ながらグレの姿も確認できた。グレの活性はあると思い、型を狙うべく遠投で狙う作戦にした。

まずは川元さんが小型ながらグレを釣り上げ、幸先の良いスタートが切れた。釣り開始早々は良い具合に東へと潮が流れており、沖のまきエサにはグレが浮き上がり波紋ができるほどの活性。時折30cmを超えるグレも確認できた。

さしエサを食わすコツは?

一見、簡単な状況に思えるが、波止のグレ釣りは食わすのが難しく、まきエサとさしエサの同調を前提にグレの捕食のタイミングが合わないと、一切さしエサを口にしてくれない。

アタリは非常に小いので、掛けアワせていくことが数を伸ばすコツである

グレとの知恵比べ

当日はまきエサをまくとまず20cmに満たないグレが無数に食い上がり、少し遅れてそれ以上のサイズがエサを拾う状況。そのタイミングに合うようにタナを矢引きに合わせ、仕掛けを投入すると、潮受けがスッと走り22cmのグレを手にした。キープは22cm以上と決めていたので、これはライブウェルにキープした。

釣り続けるとすぐ仕掛けを見切られてしまい、連発とはいかずグレとの知恵比べがはじまった。

ハリを4号から2号とサイズダウンをし、食い込みやすいように調整。これでポツポツと掛けるが、20cmあるかないかのサイズなのでリリース。作戦を変更しサイズアップを狙うべくタナを1ヒロから入れていくことにした。この釣り方で25cm前後とサイズアップに成功。

しかし、これからという時に潮が下げに変わって西向きの激流となり、さらに風も潮と同じ方向に吹き出し、休憩を余儀なくされた。

少し深いタナで30cm

そしてようやく潮が緩み出し、釣りが成立するようになったのだが、先ほどまでのグレの活性が嘘のように落ちてしまい動きが鈍くなっていた。だが、少し深いタナを狙っていた枋谷氏がこの日最大の30cmのグレを引きずり出した。

波止フカセ釣りで狙う梅雨グレ 28cm頭にツ抜け【兵庫・垂水一文字】枋谷氏にこの日最長寸

ハリス変更で28cmキャッチ

私もさらに良型を狙うべくハリスを1.2号から0.8号に変更し、先ほどのパターンで狙う。すると潮受けが走るアタリ。アワせると今までとは違う重量感とテトラ際へ猛スピードで突っ込む引きが伝わってきた。

ハリスが細いのでテトラに少しでも擦れると切れてしまうので、無理はせずテトラをかわすように浮かせにかかるようにした。姿が見えてからの突っ込みも耐えて無事に取り込みに成功。30cmには届かなかったが、波止では良型と言える28cmのグレが釣れ、なんとか形になったので納竿とした。

波止フカセ釣りで狙う梅雨グレ 28cm頭にツ抜け【兵庫・垂水一文字】28cmをゲット!

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