ゴールデンウイーク最終日となった5月6日、仲間の高橋さんと川中さんからのお誘いでジギングを楽しんできた。乗船したのは高橋さんの釣り仲間の秋田さんが所有する歌志軒丸。午前6時に愛知県・南知多町豊浜漁港から出船し、伊勢湾のポイントを目指す。
プライベート艇でジギング
今回のメンバーは私を含めて8人。プライベート艇なので全員が同じグループだ。私は初乗船だが面識のある人も多く、30分ほどの航程は釣り談議で盛り上がった。
最初のポイントは水深50m前後。まずは120gのジグを投入し、控えめなワンピッチで誘ってみるが反応はない。
船中初ヒットはタイラバ
実は私、ジギングは数年ぶりなのだ。最近のパターンとか何も分からないので、取りあえず周りを観察してみるが、誰のサオも曲がらない。周辺には何隻かのルアー船もいたが、どの船も似たような状況のようだ。
という訳で、次はタックルを持ち替えてタイラバに変更。すると同じくタイラバで探っていた三村さんがマダイをキャッチした。しかしその後は誰のサオも曲がらず、時間だけが過ぎていく。
良型ワラサ連発!
周りの船も忘れたころに単発でヒットするといった状況で、魚はいるけど口を使わない、といった感じだ。水深30~80mをさまよいながら、何度も移動を繰り返す。すると突然川中さんからのヒットコール。
サオをしっかりと曲げてタメを効かせ、無駄な力を使うことなく反発力で魚を浮かせる。ほどなく水面に浮かんだのは丸々としたワラサ。女性の非力さをみじんも感じさせない見事なファイトだった。
ジグは頑鉄の緑金。ワンピッチに時折ロングジャークを交えてのヒットだったので、私もまねしてみるが反応はない。そんな私を尻目に、またしても川中さんが掛ける。ところが、これが意外にも手強いようだ。何度もラインを出されながら途中まで浮かせたが、そこから急に動かなくなった。まるで根掛かりのようだが、ここまで浮かせてそれはないだろう。
不思議に思っていると、それまで下を向いていたラインが斜めになっていく。やがて、その先に魚が浮かんだ。そして、その延長線上には、同じようにサオを曲げる隣船のアングラー。ひとまずラインを出してもらい、こちらで回収する。
ネットに収まったのは良型のワラサ。ハリは尻尾の付け根にガッチリと掛かっていた。そして、その横には相手方のジグ。どうやらスレ掛かりで走られ、潮上のジグを拾ったようだ。
船中ヒットあるも単発
そんなハプニングに続いて、三村さんにもワラサがヒット。しかし、その後は完全に沈黙となり、いよいよ最後のポイントに向かう。
ここで高橋さんがサクッとマダイをキャッチし、ベテランの貫禄を見せつける。船上は一気に活気づくが、これも単発のようだ。