魚種も季節も問わない『ハイブリッド釣法』を解説 むしろ『禁じ手』?

魚種も季節も問わない『ハイブリッド釣法』を解説 むしろ『禁じ手』?

ルアー×エサという新しい発想、というと聞こえは良いが、「保険」や「逃げ」、「奥の手」とも称される『ハイブリッド釣法』。出来ることは全部やったけど魚は釣れない。家族のためになんとか1尾だけでもお土産を・・・そんな人向けに『ハイブリッド釣法』を紹介したい。

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ソルトルアー オフショア

ハイブリッド釣法とは

ハイブリッド釣法とは、簡単に言えばルアー×エサ、つまりルアーのハリにエサを付けた釣り方の事を言う。主にライトゲームのジグヘッドを使用することが多い。今回はこのパターンを中心にお届け。

他にも、鯛ラバにエビ餌を付けた『エビラバ』や、エギにエサを巻く『邪道エギ』などもハイブリッド釣法の一つだ。

魚種も季節も問わない『ハイブリッド釣法』を解説 むしろ『禁じ手』?どんなジグヘッドでもオッケー

釣れる確率アップ

ルアーの誘い+エサの集魚力の合わせ技は非常に強力。分かりやすく言うと釣れる確率がグンとアップする。

だからこそ「奥の手」のポジションだ。中には「禁じ手」として自分に制限を課すルアーマンもいるほど。

しかし釣れやすいという部分だけがこの釣りの魅力ではない。

多彩な魚種が狙える

オーナーばりから発売されているジグヘッド、「虫ヘッド」が主に使われるため「虫ヘッド釣法」などとも言われるこの釣法。

魚種も季節も問わない『ハイブリッド釣法』を解説 むしろ『禁じ手』?虫ヘッド

オーナーばりでは毎年、虫ヘッドで釣った魚をユーザーに投稿してもらい、100魚種を目指すキャンペーンを開催しているが、2017年2018年と2年連続で100魚種を超える投稿があった。

エサを使うことで様々な魚種にアプローチが出来るため、ジグヘッド一つで多種多彩な魚を釣ることができるのもこの釣りの魅力だ。

仕掛けは?

魚種も季節も問わない『ハイブリッド釣法』を解説 むしろ『禁じ手』?タックル図の例

ロッドは軽量のジグヘッドを操作しやすいメバリングやアジング用のものが使いやすい。ジグヘッドは前述のエサ釣り専用のジグヘッド「虫ヘッド」がやはりオススメだ。

エサがずれにくく、針が太軸のため不意の大物などパワーのある魚種がかかっても曲げられにくい。

エサはターゲットに応じて

バリエーションは豊富。イソメやゴカイ類などのワーム系が定番だが、オキアミや活きエビ、サバやイカの切り身などターゲットや状況に応じて使い分けよう。

誘いはフリースタイル

ただ巻きやリフト&フォールなどライトゲームのアクションが流用可能。

また、アクションを付けなくても魚が釣れる生餌だけに、クロダイの落とし込み釣法のようにヘチ沿いを竿の高さ分フォールで探ったり、「マイクロテンヤ」とも呼ばれるジグが底について2回ほどシャクリ、ステイさせて食わせるやり方なども有効だ。

エサがついているので、ルアーの時よりも「魚に見せる」ことを意識するとさらなる釣果アップにつながるだとう。

コマセとのハイブリッドも?!

ハイブリッド釣法らしくコマセとの融合なんてことも可能だ。筆者の直近の釣行例では堤防に絡んだ地磯の回りをコマセを撒きつつオキアミを付けて潮に流し、メジナやフエダイ、ブダイなど多くの魚の顔を見られた。

魚種も季節も問わない『ハイブリッド釣法』を解説 むしろ『禁じ手』?ハイブリット釣法でフエダイ

ルアー釣りの楽しさとエサ釣りの楽しさをいいとこ取りしたハイブリッド釣法。ぜひ試してみてほしい。

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<渡辺/TSURINEWS・関東編集部>