ほとんど同じ?ぜんぜん違う?どちらも間違いではない?どう分類されるのか今ひとつはっきりしない釣り用語5選を紹介。
1,ちょい投げ
ちょい悪オヤジとかちょい足し、ちょい上、ちょい飲み…など、明確な定義や、数字で表すことはできないが、どれも「少し」という意味。
釣りでいう「ちょい」も同じ。ノベ竿では届かない10~20、30m沖を、ライトタックル(コンパクトロッドやルアーロッド)と、軽いオモリ(3~10号程度)と細仕掛けを使って狙う釣り方をいう。一般的な使い方と同様、明確な距離での区別はない。
代表的な対象魚はシロギス、メゴチやハゼ、ベラなど陸に近いところにいる底棲魚がメイン。ファミリーでもお手軽に楽しめるおすすめの釣りのひとつだ。
2,ぶっこみ釣り
本格的な投げ釣りとチョイ投げの中間イメージ。基本、投げたらアタリがあるまで放っておく。チョイ投げより少しヘビーなタックルを使うことが多い。本格的な投げ竿というよりは、3.6mほどの硬めの竿、または磯竿を流用することが多い。最近では、ルアーロッドでぶっこむ人も増えてきている。
ハリとオモリだけのシンプルな仕掛けで、代表的な対象魚は根周りならカサゴやクロダイなど。対象魚によって仕掛けの強度は異なる。これも簡単に思わぬ大物が釣ることができるおすすめの釣りだ。
3,ミャク釣り
これぞ釣りの元祖といったイメージ。リールを使わないノベ竿にイト、軽いオモリとハリだけのシンプルな仕掛けで釣ること。渓流釣りでは、アタリをとりやすくするため、目印をつけることがある。
対象魚は渓魚や淡水小物、堤防など足元で釣れる魚全般。
最近では、100均でものべ竿が売っているので、ミミズさえあれば、大体の川で手軽に楽しめる。もちろん「ウキ釣り」にも使えるのでおすすめ。
4,ウキフカセ釣り
磯や堤防から撒いたまきエサ針に付けたさしエサを同調させて、魚を狙う釣り方。世界にはあまり類がない釣り方だ。
魚に違和感なくさしエサを食わせるために考案された釣り方だけあって様々な魚種が狙えるが、代表的な対象魚はメジナとクロダイ。それぞれで若干釣り方が異なってくる。
5,完全フカセ釣り
ミャク釣りに似ているが、こちらは一般的にリールを使う。完全フカセとは、イトにハリを結んだだけの仕掛けをいう。
船からの完全フカセ釣りはマダイや青物など大物狙いに使われることが多い。
釣り用語を覚えよう
明確な線引きがされていない釣り用語はたくさんある。地方や年代によって呼び名が変わることも。あまり気にせず使い慣れた言葉を使用してOKではないだろうか。
またこれ以外にも、釣り用語には変わったものがまだまだある。いろんな釣り用語を覚えて、いろんな釣りにトライしてほしい。
<佐藤/TSURINEWS・関東編集部>