5月も半ばになると気温はぐんぐん上昇。各地の釣果からも、海に夏の潮が入ったことが分かる。そこで、5月27日に釣り友の関根さんと芹澤さんと三人で、沼津の魚磯丸にて活きエサを使った根魚五目釣行へ出掛けた。狙いは超美味なハタ類だ。
TSURINEWS編集部
本命アカハタ全員キャッチ
するとこれが功を奏したか、「クンクン」というアタリが「グングン」に変化して針がかり成功！慎重に巻き上げてくると水中に赤い魚体が。カサゴかと思ったが、水面に浮かんだのは本命のアカハタ。
アカハタ ※魚磯丸提供サイズは30cm級と決して大きくはないが嬉しい1尾目だ。ほとんど同じタイミングで釣友の二人もアカハタをキャッチ。筆者のよりも良型で腹回りがなんとも美味しそうだ。
「長いの」＝ウツボ？
船中にアタリが有ったポイントは流し直し、反応なければこまめに場所移動を繰り返す船長。この海を熟知しているだけあり、迷いがなく非常に効率的にポイント移動を行っているのが印象的だ。
そんな船長の努力に応えたいところだが、当日は潮があまり動かず魚の活性が上がらないようだ。そんないまいち盛り上がりきれない船中ムードの中、芹澤さんのロッドが突如大きく曲がった。
横から見ていても重量級であることが分かる。船長も操舵室から降りてきてスタンバイ。水中にぼんやり浮かんできた魚体は巨大ウツボ！「ヒラメと長いのは引きがよく似ている」と船長。ウツボは水面直下でオートリリースでお帰りになられた。
ウツボの仕業？またまた重量級ヒット
すると、今度は筆者のサオにアタリが。ゴゴンッと、一気に竿先が海面に突き刺さりドラグが滑る。ライトゲームロッドが胴からぶち曲がる中、仕掛けを信じて強引に海底から引き剥がす。
その後は緩めのドラグで丁寧に時間をかけて対応。再び船長も横にスタンバイ。「長いのか？ヒラメか？」そう聞かれても、やり取りに無我夢中の筆者にはもちろん答えようがない。
正体は良型ヒラメ！
海中にぼんやりと見えてきた魚影はヒラヒラと泳いでいる。良型ヒラメだ！船長のゲキもヒートアップ。「ヒラメだ！バラすなよ！ゆるめるなよ！」もちろん筆者とてバラしたくはないがヒラメと分かるとやり取りに変な力が入ってしまっているのが自分でも分かる。
それでも華麗なるタモさばきで無事にネットイン！62cmの肉厚天然ヒラメが船上にあがった。釣友にハイタッチで祝福される中、一番喜んでくれたのは船長。その最高の笑顔がとても印象的だった。
肉厚ヒラメ！ ※魚磯丸提供ラストは近場でオオモンハタ
その後も潮は流れず、最後に帰着港が見える近場を流すことに。活きエサが逃げ惑うリーチから竿先が入り上がってきたのは30cm半ばのオオモンハタだ。この1尾で納竿となった。
オオモンハタもゲット ※魚磯丸提供
