5月11日、12日、岐阜県下呂市の馬瀬川にて行われた、老眼天空本舗の倉上さん、ロングライン逆さ毛バリの天野さん共同主催の「南飛騨テンカラ講座」に参加した。
会場は馬瀬川上流部
参加者は、東は東京都、西は姫路と遠路はるばる下呂市萩原町の民宿「あまの」に到着して、1年ぶりの再会にそれぞれガッチリと握手をする。
会場は馬瀬川上流部・中切地区のふれあい広場にて開催され、まずは集合写真を撮る。
講師の実釣見学
倉上講師、天野講師の開催宣言が行われて、豊年橋下流に入る。当日の天気はピーカンで少し釣果に不安がよぎる。
天野講師のロングラインテンカラの実釣を見学する。
天野講師の「魚は必ず浅瀬から深みへ逃げる。」の通り、浅瀬から深みへキャスト。8mのラインが逆光に映り、逆さ毛バリは「この毛バリにおいでおいで。」と言わんばかりに水面下をダンスする。
見学後に釣り開始
見学後はそれぞれ橋の上下流に入る、さて自分のタックルはサオが飛翠莱3.5m、テーパーライン7m、リーダー0.8号を矢引き、毛バリは渓流8号にキジの胸毛を逆さに巻き込んだ、逆さ毛バリだけを使う。
自分は豊年橋のトロ場の一級ポイントに入るが、GWの猛攻でアマゴは毛バリを覗きにくるがまったく乗ってこない。光線が水底まで入って釣り人には不利な状況である。
瀬肩を攻める
参加者には一級ポイントで粘るアングラーもいたが、自分は下流、神手橋上流の瀬肩を攻めることにする。
早瀬、瀬は白泡が立ち、光線の影響を受けづらいので、釣り人には有利と判断した。
良型アマゴ連発!
淵、長トロを釣る時は多少テンカララインやリーダーが水中に浸かってもアマゴは釣れるが、早瀬、瀬は短めのテンカララインで腕を高く上げ、ピンポイントでテンポよく釣る。早瀬、瀬は流れが速いため、リーダーが流れに引っ張られるからだ。
本筋から離れた白泡で元気よく23㎝の天然アマゴが出る。やはり瀬に付くアマゴはやる気充分でパワーも格段に強い。
さらに19㎝を追加。荒瀬の沈み石に毛バリを投入すれば、午前中最大の鼻曲り、尾ビレは扇のような見事に三角形をした雄天然アマゴが掛かる。強烈な引きをかわして、タモでゲットする。この1匹でも、はるばる下呂市まできた甲斐が十分にあった。
その後は「民宿あまの」の特製弁当でランチタイム。
最終釣果
再び馬瀬川上流漁協上手の瑞穂橋右岸で、天野講師と2人して仲良くテンカラ釣りを楽しむ。さすが天野講師、いつ見ても所作、手捌き、振り込みにソツがない。
ピーカンから一転して 、小雨が降るベストコンディションに天候が変わる。沈み石のある浅瀬、早瀬を中心に天野講師12匹、自分も6匹と22㎝から最大27.5㎝をそれぞれ釣り上げ、当日は納竿。
その後はジャンケン大会
その後は鹿刺し、シシ鍋、山菜の天ぷらなど楽しい夕食タイムを終えて、お楽しみのジャンケン大会。タオルやシーガーのライン、Tシャツ、タモなどの争奪戦が繰り広げられ、それから参加者は部屋に帰り宴会の続きをしたようだ。
こんな楽しい時間があるので、自分は来年も参加することに今から決めている。
<石田徳彦/TSURINEWS・WEBライター>
馬瀬川上流漁協