奈良・天川村では5月3日にアマゴが追加放流されたが、混雑を避けてゴールデンウィークの最終日となった6日に出掛けることにした。
当日の状況とタックル&ルアー
今回の追加放流は漁協周辺より下流域に放流されているということなので、天の川本流沿いの道を下流まで走り、追加放流の案内板のある山西地区から釣り始めることにした。
釣り場に着いたのは午前5時30分、ゴールデンウィークの最終日ということで、多少の混雑は予想していたが、全く人の姿はなく貸し切り状態だ。簡単に朝食を済ませてウェーダーに着がえてタックルの準備した。
今回のタックルはトラウト用ロッド6ftUL(ウルトラライト)にナイロンライン4lbを巻いた2000番のスピニングリールをセット。最初に選んだルアーはシンキングミノー4cm、カラーはチャートだ。
流れが緩いエリアは反応薄
広く流れが緩いエリアで、水中の様子がよく見え数多くのアマゴが見えて、盛んにライズをしている様子が伺える。対岸にキャストしてアクションを入れて巻いてくるが、ルアーには興味を示さない。
ルアーを見切られているのと、水面に流れてくる虫に夢中ようで、ルアーのカラーをいろいろ変更するも興味を示さない。
流れがあるポイントがアタリ
少し上流へ行き、流れ込みの付近で川の中が見にくい場所で様子を見ると、水中でギラリと光ってヒット。慎重に取り込んだのは18cmのきれいなアマゴだ。さらに同じポイントで連続ヒットするなど、流れのあるようなポイントでは警戒心は多少薄くなるようだ。この後も少し様子を見たが反応がよくないので、あまり粘らず上流の追加放流ポイントへ移動することにした。
次に着いたのはキャンプ場があるポイントで、先に釣り人が数人釣りをしているが、邪魔にならない場所に入り楽しむことにした。この辺りも流れが緩く、川の中の様子がよく見えるので、警戒心が高くなっていると思われる。そこで、少しポイントから距離をとり、腰を低くして対岸にキャストしてアクションを入れて巻いてみた。すると、チェイスするのが見え、食わすタイミングを入れるとヒット。無事、手にしたのは20cmのきれいなアマゴだ。
1つのルアーにダブルヒット
さらにキャストを繰り返すが、すぐに見切られた感じで反応がなくなった。他に釣り人がいるので、あまり移動ができないが少しコーヒーを飲み、ポイントを休ませてからルアーのカラーをナチュラル系に交換して様子を見ると、数匹のアマゴが奪い合うようにチェイス。何と一つのルアーに2匹が同時にヒット。滅多にないがうれしいヒットだ。
しかし、この後はすぐに反応がなくなり、次のポイントへ移動することにした。次に入ったポイントは庵住地区で、ここでは釣り人の姿はなくゆっくり楽しめそうだ。プレッシャーを与えないようにポイントから離れて探っていくと、入れ食いとはいかないがヒットするなどよい感じだ。
キーワードは「流れのある場所」
お土産に考えていた6匹はキープした。後はリリースして楽しむことにした。このエリアでは順調にヒットがあり1時間ほど十分楽しんだが、次第に反応も悪くなってきたので、次なる追加放流ポイントへ移動することにした。
少し上流へ走り、九尾ダムの少し下流の追加放流ポイントに入ってみるが、ここも釣り人の姿はなく、ゆっくり楽しめそうだ。しかし、流れは緩く川の中まで丸見えなのが気になる。キャストして様子を伺うと、ルアーに興味は示すものの距離は縮まらず、すぐに見切られてしまう。
少し上流へ移動しながら探るも同じような感じで、ヒットに持ち込めない。さらに上流へ移動すると、流れ込みが出てきた。それほど強い流れではないが、やはりこういったポイントではアマゴも少し油断するようでうれしいヒットだ。
さらに立ち位置をかえてルアーを通すと、ヒットが続く。この後はさすがに見切られたようで反応が悪くなったので、上流へ大きく移動するが、南日裏地区や五色橋付近ではルアーローテーションしながら順調にヒットするなど十分に楽しんだので昼前に帰ることにした。