磯フカセ釣り38cm頭にグレ30尾超え 良型尾長狙い【三重・南伊勢】

磯フカセ釣り38cm頭にグレ30尾超え 良型尾長狙い【三重・南伊勢】

5月5日、良型のグレを狙って三重・南伊勢町贄浦の磯へフカセ釣行してきた。春は天候が不安定で沖磯へ渡礁できる日は少ないが、渡礁することができればまだまだ産卵を控えた口太グレが好反応を見せてくれる。水温も安定しており、良型尾長グレもアタってくる可能性があるため、非常にスリルのある釣りが可能だ。

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海釣り 磯釣り

『ケイカイ』でフカセ釣り

当日は前日からの南東のウネリが少々残っている状況。一級磯のチカラへの渡礁を勧められたが、安全を考慮し、比較的影響が少ないケイカイへ渡礁させていただいた。

ここは足元から水深があり、沖に見える奈屋浦の渡船区のミソ島との水道から抜ける潮を釣るというイメージとなる。海底や磯際に魚の潜むポイントが点在し、魚影の濃い磯だ。

当日のタックル

渡礁後は、しばらくは釣りをせず波の動きを観察してから安全面を十分に確保できる釣り座を選び、タックルの準備に取り掛かった。

この日のタックルは、サオがエアエボリューション1-53、リールはインパルト競技LBD、ウキがTテュースMのG2、ハリは身軽グレ6号。尾長グレの回遊も可能性もあると想定し、やや大きめのハリを選択した。

磯フカセ釣り38cm頭にグレ30尾超え 良型尾長狙い【三重・南伊勢】当日のタックル

エサは生オキアミ6kgに強力グレZど遠投を3袋とパン粉2kgを混合したまきエサに、加工オキアミのMサイズをさしエサに使用。

磯際と沖の潮目がポイント

準備完了後、実釣を開始した。ウネリの影響でほどよく出ている足元のサラシを利用しながら仕掛けをなじませると、沖の潮目ではさしエサが残ってくる状況。そこで磯際で仕掛けをなじませてみる。

なじんだ仕掛けやさしエサの重みを感知したウキがジワジワと潜行を開始し、ウキの潜行速度を凝視していると、スパッと海中へ消えるアタリをキャッチした。早速のアタリをとらえまずは30cm前後のグレ。

同パターンで数匹仕留めることに成功し、アタリが遠のいたところで魚を探しつつ沖の潮目を少し深めのタナ7ヒロで狙ってみる。するとこの作戦も奏功し、当日一番の強烈な突っ込みを見せる魚がヒット。あっという間に足元のハエ根へ潜り込んでしまわれた。

ここからどういったやり取りをするかで勝敗が決まる。いったんラインを緩め、獲物をフリーにしてやる。するとゆっくりと魚が動きだした。このタイミングでラインを巻き取り、再度応戦開始。しかし、再度別の根に潜られ万事休す。ハリスの真ん中を摩擦で切られてしまった。

「自分の腕が足りなかったようだ。勉強させてもらった。」と気持ちを切りかえ、再度仕掛けをセットして釣りを再開する。

Mサイズの0ウキへ変更

釣り再開後は、さしエサをゆっくりとまきエサの枠の外側で漂わせて良型に食わせるイメージで、よりシビアな釣りを心がけようと、やや軽い仕掛けで試してみることにした。

すると状況が好転し、グレがより違和感なくさしエサを口にしてくれるように。かつ徐々にグレのサイズも上がってきた。やはりより軽い仕掛けに分があるのか…。

と、ここでまたもや強烈なアタリをとらえ、40cmには少し届かないが、38cmのグレを仕留めることに成功。その後も同サイズのグレが次々に食ってくるといった爽快な釣りをすることができた。

磯フカセ釣り38cm頭にグレ30尾超え 良型尾長狙い【三重・南伊勢】38cmのグレを手に