【兵庫県】初夏のキス狙い投げ釣り場５選　初心者からベテランまでOK

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淡路島：津名港

淡路島でも、毎年初期はまだ砂浜からキスが狙える釣り場は少なく、当たり外れが多い。なので、やはり水深のたっぷりある大きな港を狙うのが一番だ。

そんなときに重宝するのが、淡路市にある津名港。足場のいいポイントが数多くあるので、多人数でもサオ出しが可能で、十分楽しめる。

私が一番推薦するのは、港の出入り口にある北から南に伸びる白灯台波止の先端部。ここは潮通しがよく、たっぷりと水深があるので水温の低い時でもキスがいつき、毎年ゴールデンウイークのころには20cmオーバーの良型が数釣れるようになる。

天候の悪い時は北面の砂置き場なら、車横付けで狙えるので便利だ。また、南風の強い時は南側に伸びる大波止へ入れば追い風となるので釣りやすいだろう。

狙うのは南向きの航路筋と港内で、船に注意しながら釣ろう。沖向きにはほとんどキスは居ない。置きザオでも引き釣りでも釣れるが、キスの寄り場を探すなら、やはり多点仕掛けでの引き釣りに分がある。

海底は砂泥底でほとんど根掛かりはないが、ここもよくブイが浮いているので刺し網やロープには十分注意してほしい。

淡路島・旧伊毘漁港

淡路島の西浦にある旧伊毘漁港は鳴門海峡の近くにあり、シモリが点在して潮流の速い非常に釣りづらい釣り場だが、淡路島の中でも早場キスには定評があり、太い良型がよくヒットするので隠れた好釣り場といえる。

釣り場は右側にある大波止の先端部で、沖にある小島との水道部を狙う。

釣り方はサオ1本の引き釣りが一番。潮流が非常に速いので北へ流れる込み潮を狙い、小島の近くまで遠投してゆっくりと潮に乗せて探っていくと、ギュギューンと一気にサオ先をひったくる強烈なアタリが体験できる。実際、30cmオーバーの大ギスの実績もある。

ただ、あまり右側まで流すと、シモリが多いので根掛かりが多発する。また、チャリコやイソベラも多くて外道ばかりになってしまう。できるだけ真ん中の航路筋を探るのがベストだ。

また、ここは乗っ込みチヌもよく掛かるので、ハリはキスバリ8号、ハリスは1．5号以上と太くして対処し、できればタモも持参しよう。キスは良型狙いなのでエサはチロリがベスト。

昼間でも観潮船のクルーザーが出入りするため、船には十分注意が必要。

健脚組は、潮が低い時なら大波止の根元から磯場伝いに北へ歩けるので、行ってみよう。足場のいい磯から狙うと良型のキスが揃う。ただし、足場には十分注意して釣行してほしい。

＜松尾幸浩／TSURINEWS・WEBライター＞