日本最古の国道である竹内街道沿いにあるヘラブナ管理池「フィッシングセンター竹の内」は、ダンゴとウドン釣りが楽しめる底釣り専用池。釣り場の周囲や駐車場にはやや葉っぱの交じったサクラが咲いており、春の盛りをまだ感じられる4月15日、この釣り場を取材に訪れた。
フィッシングセンター竹の内
釣り場は50m×30mぐらいの大きさで、山側桟橋、中桟橋、国道側桟橋の3カ所で釣りをすることができる。水深は釣り場入口付近から桟橋の奥に行くほど深くなっていく。
また、この釣り場へのアクセスは、大阪市街からは30~40分、南阪奈道路・太子ICを下りて約5分と手軽。
ここでの釣り方は、ダンゴまたはウドンの底釣りで、それぞれエリアが分かれている。山側桟橋と中桟橋の間はウドン・ダンゴエリア。中桟橋と国道側桟橋の間はウドン専用エリアとなっている。
ウドン専用エリアで朝イチ連発
現地に到着したのは、午前9時ごろ。前日に雨が降っており、この日も曇り模様だったためか人はまばらでウドン・ダンゴエリアに2人、ウドン専用エリアに2人がサオを出していた。
中桟橋からウドン専用エリアに向かってサオを出していのは、この釣り場の常連である鏡堂さん。午前6時30分ごろから釣り始め、朝のうちにはヒット連発。ここまでで7匹を釣り上げ、5匹ほどスレ掛かりもあったそう。
15尺のウドン釣り
鏡堂さんは「今日はこの時期にしては食いがよく、朝から2~3投目で食ってきた。昨日の雨で水が入れ替わり、少し水質がよくなっため、活性が上がっているのだろう。」と言う。この釣り場は自然の溜め池を利用しているので、水はすぐそばの山から流れてくるのだ。
鏡堂さんだが、サオは4.8m(15尺。ちなみに、この釣り場では10~15尺が使用可能)、ミチイトは0.8号、ハリス0.4号(長さは28cm、33cm)、ハリはプロストで上が4号、下が3号。エサは自作のワラビウドンで、それにペレットをまぶし、さらに石粉も付けていた。
石粉の効果だが、これを付けることにより上ずり(上でヘラブナがヒットすること)を防止することができる。
1月には45.5cmをキャッチ
鏡堂さんはこの釣り場には月に6回ほど来ているとのことで、1月には45.5cmを釣り上げたそう。FC竹の内では、ヘラブナのアベレージサイズが30~35cm、大スケは40~50cmが登場することがあり、良型以上がよく釣れるのだ。
ウドン釣りの面白さを鏡堂さんに聞くと、「手軽にエサが用意できるところ。特に寒い時期に手水などしてダンゴを練るのは大変だから」と言う。