夏の夜の海にヌルリと蠢く長いヤツ。アナゴの投釣り!【タックル編】

夏の夜の海にヌルリと蠢く長いヤツ。アナゴの投釣り!【タックル編】

いよいよ夏本番。子どもたちは、待ちに待った夏休みだ。

そこで今回は日中の暑さを避けて過ごしやすい夜に楽しめる、陸っぱりからのアナゴ釣りをピックアップ!
解説は週刊つりニュース関西版APCの松村計吾さん。
ポイント選びからタックルまで分かりやすく解説してもらったので、ぜひファミリーや仲間と楽しんでほしい。

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手軽に狙え食味満点!

夏の夜の海にヌルリと蠢く長いヤツ。アナゴの投釣り!【タックル編】時合いに入ればパタパタヒットし、 数釣りも狙える。

夏バテ解消の食べ物といえばウナギ

……ですが、確かにビタミンAなどの栄養素を多く含む食材としては非常に優秀ではあるものの、外食で食べても値が張るし、釣りに行こうとしても知らなければどこで何をすればいいのか分からない部分が多い。

比べて、同じ「長物」として知られるアナゴは、ウナギには及ばないものの、ほかの海産物の中では群を抜いてビタミンAを多く含む素材

そして、ウナギに比べると、低カロリー高タンパクな食材なのだ。

一年中狙うことができて、波止なら案外どこにでもいるターゲットだけに、手軽に釣ることができるところが強い味方だ。

ウナギのように生きた状態でさばかなくてもいいので、長物の調理が苦手な方も練習のつもりで試してみると案外うまくできる。

一年中狙うことができどこの波止でも期待大

夏の夜の海にヌルリと蠢く長いヤツ。アナゴの投釣り!【タックル編】

さて、アナゴ釣り場として代表的な地形が漁港などの波止や大型港湾部の護岸など。

特に魚市場などがある漁港内などは常時小魚などのエサが落ちるため、アナゴが集まる場所となる。

比較的流れの緩やかなエリアで、アナゴが姿を隠せる障害物が近くにあれば格好のポイントだ。

では、そんなアナゴを狙うためのタックルから紹介していこう。

基本的に投げ釣りのタックルがいいが、チョイ投げでも十分釣れるため、シーバスロッドなどを使用したライトタックルで釣るのが面白くて手軽

8~9フィートのシーバスロッドに、小型スピニングリール、ミチイトはPEなら1~2号、ナイロン2~3号。
小さなアタリを取って駆け引きを楽しみたいので、パイプテンビンなどの遊動式テンビンがお勧め

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エサはアオイソメ、マムシにサンマの切り身もいい

夏の夜の海にヌルリと蠢く長いヤツ。アナゴの投釣り!【タックル編】暑い夏は夜釣りで納涼!

仕掛けは通常の2本バリ投げ釣り仕掛けを短くしたものや、50cmほどのハリスの両側にハリを結び、2本のハリスに長短を付けるように2つ折りにして折った部分を8の字結びにしてチチワを作る。

これをスナップサルカンに引っ掛けるだけの簡単仕掛けもありだ。

ハリはキツネバリ8~9号、キスバリ12~13号のほかウナギバリ10号、丸海津12~13号など。

夜釣りなので穂先の小さな変化を見極めるため穂先ライトは必携

ゆっくりとアタリを待ちたいので三脚もあると便利

肝心のエサは、虫エサならアオイソメを中心にマムシなど。

ほかにサンマの切り身なども食いはいい。

日により、虫エサ系か身エサ系か反応がいいエサの傾向が明確に出ることが多い。

アイテムが揃ったら、釣り場に出てみよう。

この記事は『週刊つりニュース関西版』2017年7月21日号に掲載された記事を再編集したものになります。