多くの船宿でにぎわう外房大原港。そこに2隻のきれいな船を並べるのが春日丸だ。
若きベテラン船長
「船宿の名前の由来はちょっと分かりません。ひいじいちゃん(初代)の名字が”春松”だったからそれから取ったかもしれませんね。」と話してくれたのは中井徹船長。37歳と若いが、同宿の4代目で船長歴19年。
柔らかい表情と物腰が印象的な優しい船長。「継ぐつもりは、そんなになかったんですけどね。気が付いたら船長になっていたんです。」と軽くいう口調とうらはらに、魚探を見る目は真剣そのもの。
「これといった趣味はありません。休日は2人の子どもの子守りで終わります。」というイクメンでもある。
春日丸の釣り物
イカやルアーにオニカサゴなど、得意にする釣り物は多岐にわたるが、現在はヒラメをメインに出船中。
3月24日には5kg級が顔を見せるなど、好調。「もっとも印象に残っているのは8kgの大判ですね。でも、もう10年くらい前の話になるかな。ヒラメには特に力をいれていますから、ぜひ遊びに来てもらいたいですね。」と笑う。夢の大判を求めてイクメン船長はきょうも沖を目指す。
<週刊つりニュース関東版 大谷/TSURINEWS編>