今年もこの季節がやってきました。そう、大型のアオリイカが産卵のために浅場や藻場、岩場へと接岸する時期。春イカは1kgアップが狙える最大のチャンスなので、船に限らず、磯場や防波堤のエギンガーにも人気がありますね。水深は浅いので着底が取りやすくエギをシャクるのも比較的簡単。初心者入門に最適な春のティップランエギングを徹底解説します。
内房へ実釣
3月中旬、春イカの模様を感じたくて内房へ行ってきました。
朝は北西の風が冷たく震えるほど。港から15分走ったところで開始の合図がでてスタートです。
水深25m、風はほどよく、潮の動きは悪いですが、釣りに支障はありません。
誘い方工夫で600gアオリ!
開始から3回目の流しで微妙なアタリに即反応してアワせるとヤリイカ。苦笑いしながら黙々とシャクり続けます。
着底後5回シャクり、7秒ほどステイ。
アタリがなければそのまま3回シャクって5秒ステイ。反応がなければ再度落として繰り返します。
エギが流れすぎたら一度回収して入れなおすこと。
シャクりの回数を変えたり、ステイの時間を長くしたり短くしたりして誘っていると待望の明確なアタリが来ました。間違いなくアオリの引き。
海面に浮いた姿を見ながらリールを巻くのは本当に楽しい時間です。600gでしたが最初の本命だけに嬉しい。
その後すぐに同型を追釣したころには天気がよくなりポカポカ陽気。
サイズアップで1.6kg!
後半戦になったところで潮が流れだして風もいい感じに。
エギのカラーを変えてやってみると着底後のシャクりでズン!型がいい証拠のアタリです。しっかりとアワせてファイトに持ち込むとドラグがジー、ジーっと鳴ります。
目の前20mくらいに姿を見た時はそうでもありませんでしたが船べりに近づいてくるとデカい!1kgアップは間違いない個体です。
無事にネットインしてすぐさま計ってみると1.6kg。間違いなく春アオリでした。
この後も連続してアタリはあり、どれも1kgアップでした。
最終釣果
結果、1.6kg、1.4kg、1.2kgを含め合計5尾をキャッチ。春イカの顔を拝めた釣行でした。
これからさらに模様はよくなってくると思うのでシーズン終了までに何回か通ってみたいです。
<週刊つりニュース関東版 シーガースーパーアドバイザー中村透 /TSURINEWS編>