今回は渓流釣りの準備編の続き第二弾。実釣編を紹介していきます。挑戦したのは渓流のエサ釣りです。渓流釣りの楽しさや魅力を伝えながら、実際に釣りに行った時に「どうやって釣ればいいかわからない」「女性でも大丈夫?」「寒くない?」など、女性ならではの悩みに対し、女性目線でアドバイスさせて頂けたらと思います!
針飲み込んでたら?
餌を変えながら、コンスタントに釣果を伸ばしていた矢先、やっぱり起きてしまった。
どの餌釣りでもあるあるなことですが、魚が針まで飲んでしまっていました。ここはラジオペンチの出番。
魚さん、ごめん。という気持ちで、口を大きく空ける。あとは、針をペンチでつまむだけ。
奥まで飲み込みすぎていた場合、ペンチでは対応しきれないので専用の道具をもちいます。
今回は、奥まで飲んでいたので、同行者に取ってもらいました。
小さい魚はリリースを
リリーズサイズについて渓流魚、主にアマゴ、ヤマメ、イワナには捕獲制限というものがあります。
場所によって異なりますが、ほとんどの地域では15cm以下の個体はリリースするという決まりがあります。
あらかじめ自分の手の広げた長さを測っておくことをおすすめします。
私は、17cmくらいなので、少し小さめな魚は丁寧にリリースと決めています。
小さい個体が針を飲んでしまった際は、水につけながら優しく外してあげることが重要です。リリースする際は、できるだけ魚に優しくすることに気をつけています。
アマゴの赤ちゃん発見
少し釣れなくなって、のんびり釣りをしていると何かが足元を泳いでいることに同行人が気付いた。
タモですくってみると…。アマゴの赤ちゃん!生まれて1年目の個体だと思います。
美山漁業協同組合では、アマゴの発眼卵放流事業を積極的に取り組まれていて、その地域のアマゴを未来に残そうという活動をされています。
ルアー釣りもオススメ
赤ちゃんをみてほっとした半面、似ているものを思い出しました。
「ルアーにとてもそっくり!」
アマゴは肉食の魚なのでルアーフィッシングの対象魚になります。水温の低い時期や、体が小さいときは虫を中心に食べています。しかし、水温が上がり、成長をすると小魚を食べ始めます。
その特性を利用して、最近では、ミノーという魚に模したルアーでの渓流釣りが流行っています。苦手な生きたエサは一切いりません。
ルアーを投げたり、泳がせたりといったテクニックが必要になりますが、目の前まで魚がルアーを追いかけてくるのを見ることができ、とても面白い釣りです。
ルアーは、本当に稚魚にそっくり。なんだか弱肉強食の世界だなとしみじみ感じました。
本日の最終釣果は?
今日の釣果この日は15時まで頑張って納竿(釣りをやめること)。
1番のべっぴんさんはこの子。
銀色の大きいアマゴもかっこいいのですが、アマゴらしい朱点がはっきりしていて何とも言えない美しさがあります。この美しさに魅了されて渓流に釣りにはまってしまったのかもしれません。
タモに釣れた魚を開けるとみんな、元気。同行者と合わせて、こんなにたくさん釣れました。
釣れたアマゴは塩焼きに
川魚といえば!
そう!塩焼きです。
全体に薄く塩が付くくらいの塩加減がおすすめ。鰭には少し多めにつけてあげてください。
1つ注意、天然の渓流魚(鮎を除く)は必ず内臓を取り出して調理してください。
本当は串焼きにしたいところですが、魚焼き機でOK。オーブントースターでもこんがり焼けます。外はサクサク、中はふわふわ。まずはそのままかぶりついてください。
残った骨や皮はよい出汁がとれます。次の日は、それで出汁茶漬けで決まり!
渓流釣りオススメシーズン
岐阜の川は解禁、禁漁がバラバラで、1番長い期間をとると、2月1日~9月30日まで渓流釣りを楽しむことができます。
今回、解禁直後2月中旬の釣りを紹介しましたが、私が1番おすすめな時期は5月。ぽかぽか陽気の中、のんびり釣りをするのが好きです。釣りの条件的としては厳しいですが、真夏の暑い日に冷たい綺麗な川で、涼むのも粋かもしれません。川の中をのぞくと、沢山の渓流魚が泳いでいます。