渓流解禁2019 アマゴ&イワナ推薦釣り場紹介【岐阜県・益田川】

渓流解禁2019 アマゴ&イワナ推薦釣り場紹介【岐阜県・益田川】

暖かいのはいいことだが、雨が全く降らない。河川は超渇水で、淵の最深部まで見通せ、警戒してか魚の姿はない。昨年7月のゲリラ豪雨は、わが人生の中で最大規模の災害だった。それだけでなく、例年以上にあった台風の直撃で魚たちが心配だが、たくましい彼らのことだから生き残ってくれていると思う。今回は岐阜県下呂市の益田川漁協管内の紹介をしたい。

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放流の状況

渓流解禁2019 アマゴ&イワナ推薦釣り場紹介【岐阜県・益田川】上原地区夏焼の輪川での釣果

放流実績は5月にアマゴ稚魚20万匹、10月にイワナ稚魚4200匹、11~12月に卵26万粒を全ての河川に放流したとのこと。イワナの放流が少ないのは、猛暑によって稚魚が死滅した影響だとのこと。今年度はその分多く放流する予定だそうだ。

また成魚放流も一部の河川で行っている。小坂川ではひめしゃがの湯館付近、大洞川では共和橋上下流、山ノ口川では清流広場、竹原川では宮地地区の清水橋上下流。3月1日の解禁日には小坂川と山ノ口川のみに放流され、他の河川は解禁日以降になる。

ヒレピンアマゴは?

また、河川状況などで放流が変更になる可能性があるので、釣行時には漁協に確認してからお勧めだ。腕慣らし足慣らしを兼ねての釣行に、放流アマゴはちょうどいいターゲットだと思う。

ヒレピンアマゴについてだが、益田川本流の魚はダムの影響で水温の上昇が遅いため、目覚めが遅く4月からが本番。幅広でワンサイズ大きいアマゴがサオを曲げて暴れ回る。

解禁当初小坂川上流部は、いくら暖冬といっても雪崩や雪代による増水のリスクが高く、不慣れな人は遡行に十分な注意が必要だ。

釣りポイント

渓流解禁2019 アマゴ&イワナ推薦釣り場紹介【岐阜県・益田川】タックル

小坂地区の益田川は入川しやすく釣り人も多いため、ワンランク細い仕掛けで挑みたい。しかし例年尺イワナの実績もあるポイントなのでご用心を。

漁協管内はかなり広く、上流部が雪などで釣行できなくても下流部へ逃げることもできる。萩原地区は足場が良く遡行が容易なため、大場所を長ザオでじっくり攻めたい。

門和佐川、輪川は度重なる洪水のため大きな石が埋まってしまい、小砂利の多い状態になってしまったので、実際に釣行してみないと分からないだろう。

竹原川、乗政川は5mクラスのサオで、テンポよく釣り上れば釣果も上がるだろう。アマゴとイワナが釣れるが、アマゴが主体。大型は少ないが、ヒレピンのきれいな魚が釣れる。リリースサイズが多いので、体長制限を守って乱獲を防ごう。

渓流解禁2019 アマゴ&イワナ推薦釣り場紹介【岐阜県・益田川】以前、門坂地区の益田川本流での釣果

待ちに待った解禁日、マナーを守って大いに楽しもう。

<週刊つりニュース中部版 APC 細江太  /TSURINEWS編>

この記事は『週刊つりニュース中部版』2019年2月22日号に掲載された記事を再編集したものになります。