2月15日、今流行りのショアレッドを釣り上げるべく天草へ向かいました。ショアレッドとは陸っぱりから釣る真鯛のこと。当日はシンキングペンシルを中心としたルアーで狙ってみた。
ショアレッド=陸っぱり真鯛
ショアレッドと言えばショアから真鯛を釣るという事ですが、時期、タイミング、ベイト数、潮といった条件が合わないとそう簡単には姿を現してはくれません。
秋から新春にかけて天草は、キビナゴやイワシといったベイトが接岸するためシャロー帯にベイトを食べにくる真鯛や青物などのフィッシュイーターも一緒に回遊してくる傾向にあります。
天草は遠浅でなおかつワンドが絡むポイントが多い。
ワンド内には浅い所と深いところがあり、深いところと浅くなるところの境目にベイトやフィッシュイーターが集まりやすくなっています。
ベイト状況でポイント選択
最初に行ったポイントは潮の流れが当たりワンド内で潮が巻く、とても釣れそうなポイントだったが、先にアングラーが入っていたため、トラブル防止の為ポイントを移動することに。
そのポイントから10分程車を走らせ、同じようなポイントに到着。
同じようなといったが、そこには海苔杭があり、ベイトも溜まりやすい場所だったのでそのポイントで釣りをする事に決めた。
マッチザベイト
早速準備を開始。今回のタックル
しかしベイトサイズが小さく、ルアーの選択が難しい。そこでベイトのサイズや色に近いルアーから選択しキャストを開始。マッチザベイトが重要だろう。
夕方から雨予報だったのでそれまでの時間、釣りをしようと決め、魚が通りそうな流れやブレイクを撃っていくが、反応がない。
次第にベイトも沖に出て行き、シャロー帯にはベイトの姿が見えなくなってきたので、遠投もできなおかつベイトサイズに合ったヘビーショット105をアップクロスで、沖にキャストし、左から右にルアーを流していくがこれも無反応。
潮変わりで真鯛ヒット!
色々とルアーを試していくが、なかなか魚からの反応はない。
潮流が変わったようで、潮目がワンド内に寄ってきた。それと同時にベイトもワンド内に入ってきた。
チャンスと思い、K2F122を海苔杭の横から沖のブレイクにキャスト。
約30分後、雨が少しずつ降りだし始めた。後数投キャストし、雨足が強くなる前に帰ろうと思ったその時、念願のヒット!
流れが効いているところにルアーをキャストし、水圧を感じながらリトリーブしてくると、ブレイクを過ぎたところで、ガツンと根掛かりした様なアタリとともにフルフッキング。
叩く様な引きと同時に、根に持って行くような独特の引き。
間違いなく真鯛だと思い、針がかりが確実にするよう3回アワセをいれる。その後は丁寧にやりとりをしていく。
74cm真鯛登場!
水深が浅いため、巻かれないようにゴリゴリとリール を巻いていると、強烈なジャンプ。
良いサイズだと確信し、無理に寄せてくると、魚も負けじと沖に出ようとする。
負けじとロッドで魚の頭をこっちにむかせて寄せてくる。
海苔杭もあるため、それにも気をつけながらランディングをすると、74cmの真鯛があがってきた。
ロッドが強いとはいえラインはPE1.2号と比較的細いラインだったので根ずれしないように、ポンピングさせながら魚を浮かせて取れた魚だった。
天候変化で活性アップ
今回の釣行で海の状態と天気の状況が一瞬にして変わっただけで、魚の食いが左右される事を再確認させられた。
アングラーの方々は釣行される前に必ず釣ってやろうなど色々な想いを膨らませ、釣行されると思うが、その日の海の顔、天気などをしっかりと把握して釣行されると、釣果が大きく変わることもあるだろう。
そして、ロックショア(磯)は危険な釣り場でもある。
安全に1番気をつけるべきであることは、言うまでもない。
<伊川蓮/TSURINEWS・WEBライター>
天草周辺