2月14日といえば、バレンタイン。誰かに本命チョコを渡す人や友達同士で友チョコを交換する人など楽しみ方はそれぞれ。今回は、お魚たちのキュンとする告白やちょっと変わった告白の仕方をご紹介。恋しているのは、人間だけじゃないみたい。男性諸君も参考になるかも！？
アイキャッチ画像出典：LovePik
TSURINEWS編集部
魚の求愛行動は様々
私達人間が意中の相手にいろいろな方法で告白するように、水の生き物たちも様々な方法で異性の好意をひく努力をしています。
中には思わずキュンとしてしまうものから、笑ってしまうものまで。季節柄、想いの伝え方で悩んでいる人もいるのでは？
そんな人のために、今回はユニークな3パターンの求愛方法を紹介します。
ワイルドタイプ
見た目通りワイルド？（出典：Pixabay）サメ
ワイルドパターンで代表的なものがサメの求愛。
サメ類の求愛は、メスにオスが噛み付くというもの。人間が見ると喧嘩しているのでは？と思うかもしれないが、サメたちの中では普通のことらしい。
時には複数のオスが一匹のメスに噛み付くことも。人間界でそのまま実行すると1発で嫌われること間違いなし。
行動自体は私たち人間には参考にできなそう。その情熱だけを見習おう。
メバル
おちゃめで可愛い？そしてもう1種はメバル。彼らも変わった求愛をする。サメの求愛方法もワイルドだが、メバルは意中のメスへ放尿、つまりはおしっこをかけて求愛をするようだ。
小さい男の子が好きな女の子にいたずらしてしまう心理に近いのだろうか？
永遠の子供心を持つのは悪いことではないが、大人になったら行動に責任を持たねばならないので、マネはダメ絶対。
努力家タイプ
2つめのパターンは涙ぐましい努力家タイプ。代表的なのが、イトヨ・タツノオトシゴなど。この中でも一番有名な魚がイトヨという魚。
イトヨ
滋賀県と岐阜県、三重県の一部に分布している。また本種の生活型は、2つ種類あり、サケやマス同様に、海に下る降海型と淡水域に留まる陸封型が存在し、さらに遺伝子型では太平洋型と日本海型に分かれる。
体長は10cm程度ですが、鏡を水に沈めると、鏡に写った自分（イトヨ）と喧嘩をする魚としても有名。また婚姻色を発現させたオスは縄張りを作り、同種のオスを激しく追い払う。
このとき鏡を水に鎮めると鏡に写った自分を他のオスと勘違いしてしまうおちゃめなお魚。
同時にオスは水草を使ってトンネル状の巣を作り、メスに求愛をします。つまり恋愛の前に新居を用意する努力家さん。
完成した新居の近くにメスが通ると、一生懸命ジグザクダンスをして新居に誘い、うまくメスが新居に入り卵を産むと、その後、オスが精子を放出し、結ばれる。
しかしこれでめでたし！ではなく、メスは産卵するだけで、後のケアなどはしない。
その分、オスが卵の面倒みて巣を守ります。逃げた奥さんにも腹を立てずに、可愛い子どもたちの育児をするなんて、なんて健気なイクメンでしょう。
私達人間も見習うべき？！女性が見習うのはちょっと考えものですが・・・。
タツノオトシゴ
もう1種類、努力家タイプで有名なのが、タツノオトシゴ。彼らはメスが出産するのではなく、オスが出産する珍しい生き物だ。
オスには育児嚢(のう)という特別な器官があり、メスはここに卵を産み付ける。育児嚢で付加した稚魚を「出産」をする。
メスだけにしんどい思いをさせないなんて本当に頭が上がらない。ちなみに育児期間のオスは腹が大きく膨らむので見て分かる。また、お腹の大きさをメスにアピールするために水を入れて膨らますこともあるようだ。
求愛シーンのタツノオトシゴカップルはハート型になりくっつき、とてもキュートな見た目になることは有名だ。
タツノオトシゴ（出典：LovePik）ナルシストタイプのタコ
最後のパターンはナルシストタイプ。
具体的には、自分の自慢の肉体を見せつけるタイプだ。特に有名なのがタコ。
タコは、求愛時に自分の吸盤をメスに見せつけ求愛をします。吸盤が大きいほど魅力的だそう。
この見た目でナルシスト？人間に例えるなら、これ見よがしに自分の肉体美を見せつけるといったとこ。自分の自慢の部分をアピールすることは問題ないが、やりすぎにはくれぐれもご注意を。
バレンタインどう過ごす？
さて、2月14日のバレンタインに自分の気持を誰かに伝えようと考えているみなさん、参考になったでしょうか？
魚たちの中には努力家タイプをはじめ、まだまだロマンチストな性格を持つものや面白い求愛をする魚がたくさんいます。
どのように気持ちを伝えるべきか悩んでいる人は、魚たちの求愛行動を参考にしてみると意外と良いアイディアが生まれるかも？
＜デジタル編集部 ／TSURINEWS＞
